Grockit、MBA志願のGMAT受験生を激安でサポート

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Grockitlogo.jpg受験勉強は金もかかるし、決して楽しいと呼べるものじゃない。月曜(米国時間11/27)にローンチした「Grockit」はそのコストを下げ、受験準備のプロセスをもう少し楽にクリアできるよう手助けしてくれる会社だ。Grockitを始めたのはFarbood Nivi、1998年から受験講師を務めてきた。Kaplan勤務の経験があり、2002年にはThe Princeton Reviewが選ぶ「ティーチャー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。その彼が自分で受験補習校を始めようと思い立ったのは数ヶ月前。どうせならWebEXのクラスが受講できるような学校を、と考えて生まれたのが同社である。

Grockitはとにかく大手に比べ授業料が破格に安い。それなのに手取りの利益マージンは他より大きいのだ、とNiviは言う。

「他は会社運営で風呂敷を広げすぎる傾向が強いですから」 Niviは木曜(米国時間11/30)のIM取材でこう語った。「事業の進め方も実に効率が悪い。1.4M(140万)ドルの収入を生むのに1.5M(150万)ドル遣うようなことをしています。でもバーチャルな世界なら事業はもっと安上がりにできるし普及にも広がりが生まれます」

取っ掛かりとしてGrockitが最初に開設したのは90分の講座16コース。これはGMAT(*)公式練習問題集 のテキスト代込みで399ドル。大手補習校Kaplanのオンライン講座だと受講料は1249ドル、Princeton Reviewは899ドル、Manhattan GMAT Prepは990ドルである。Niviが言うにはGrockitの受講レートは来年中に多少値上がりの可能性もあるが、彼自身には値上げする具体的な計画はないという。

「競合他社のコースを辞めた受講生の一人が、Grockitを代わりに受講して浮いたお金でラップトップを買ったと聞きました」とNivi。「大手を受講するとMBAプログラムにほんの一握り志願するだけで何千ドルという大金がポケットから羽つけて飛んでいきますからね」

受講生と講師がチャットなどでやり取りができるWebEXという場にNiviは今とても満足している。これにゆくゆくはインタラクティブ講座用ソフトを独自に開発したいというのが彼の希望だ。また、GMAT受験から部門を増設し、来年はACT準備コースの開設も実現したいと考えている。ACT(*1)が “いずれはSAT(*2)を食うだろう” と確信しているからだ。

宣伝活動の一環として Niviはじめ講師スタッフはBitWine」のサイトにエキスパートとして登録し、さらにクチコミの営業で広告費をセーブしている。受験生にとって最大関心事はお金を貯めることじゃないか、と。その読みが当たっていることを願いつつ。

こうなってくると疑問はひとつ、Grockitが「払ったなりのものしか出さない」タイプの商売かどうかだけども、これについては受験を離れてもう6年になるから私もNiviにいったい何をどう聞いていいものやら、うまく掴めなかった。彼の並外れた実績を見れば真面目に受講を考えて損はない学校と言えそうだ。これからMBAで散財しそうな人は特に一考の価値あり、だろう。

(*) GMAT: MBAプログラムへの進学希望者を対象とした試験
(*1) ACT: 英語、数学、読解力、科学的推論の4科目で構成されている。
(*2) SAT: アメリカの大学進学希望者を対象とした全国共通試験。

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