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Smartsheet、AmazonのS3を使ってストレージと共有機能を提供

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ウェブベースのスプレッドシート、「Smartsheet」の新しいストレージ機能の共有機能が、明日(米国時間12/7) AmazonのSimple Storage Service (S3)でリリースされる。同社のサーバーは、以前はテキサス州のダラスにあったが、Smartsheetにファイル共有と添付ファイル機能を追加したことにより、Amazonのパワーが必要になった。S3は、開発者が独自のグローバルネットワークを運用するためのストレージを提供しており、Smartsheetの今回のリリースにはこれが必要だった。今度のバージョンではハードディスクやサーバーの文書を添付したり、文書が更新された時にメールを送ることができるようになった。

新しい料金体系も発表され、ストレージとメール機能のない無料バージョンが提供される。

「私たちは、企業向けの料金体系をやめて、もっとユーザー層を広げられる体系にした」、とSmarsheetの社長、Mark Maderが12/6の電話会見で語った。「これからは薄利多売の方向で行くので、コミュニティを使おうと考える人のバリアはできる限りなくしておきたい」

SmartsheetはExcelと操作性は変わらないがコピーではない、とMaderは言っている。Google SpreadsheetsZoho Sheetとの違いを聞いたところ、以下の3点を挙げた。

(1) 文書が変更された際に効率よく更新される、(2) 「重要な通知」機能を使って、文書に関する通知は必要なものだけを、指定した間隔で受け取れる、(3) あらゆるフィールドの変更履歴を見られる。

Smartsheetでは、メールで文書の変更を依頼することができる。 誰かに、あるセルの値を変えてもらいたい時、変更を依頼するメールを送ると、受け取った人はメールの中で質問に答えるだけで、Smartsheetにログ インしなくても変更が反映される。Maderによれば、次のバージョンではOutlookとの連携を次考えているとのこと。

Smartsheetはよくできたサービスだとは思うが、 「スプレッドシートだけ」のウェブアプリケーションというもとが果して成立するのだろうか。 Zohoはプレゼンテーション ソフトでGoogle Docs & Spreadsheetとの差別化をはかっているし、今度はOffice pluginsでさらに便利になった。しかも無料。Smartsheetがいくらか便利だというくらいのことでお金を払う人がいるのだろうかとも思うが、去年の8月にロー ンチして以来、2000社が使っているという。 市場での競争は大歓迎だけれど 、SaaS(*1)で文書作成ソフトをやろうというのであれば、バランスのとれた「Officeスイート」タイプがやっぱり必要なのではないだろうか。

(*1) Software as a Service:ユーザーが必要な機能のみを選んで利用できるソフトウェア。 ASPの進化したものとも考えられる。

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