Zoho、全面的にWiki機能をサポート

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オンラインオフィスアプリケーションのZohoが新機能やサービスを続々リリースしている。派手な宣伝こそないが、そのスピードは目覚しく、先月はユーザーがZohoのアカウントにMicrosoft Office文書を直接セーブできるプラグインをローンチ。今日(米国時間12/20)はWiki機能をサービスに追加している。
このサービスには、独立系のWikiホストサービスの競合相手が持つあらゆる最新機能が詰め込まれている (詳しい比較表はここ)。 機能としては独立の読み取り/書き込みの許可、RSSフィード、Wikiの管理全般ができる管理者用ダッシュボード、さまざまなスキンなどが含まれる。バックボーンとなるエンジンは Zoho Writerで、ユーザーに親しまれているキーボードショートカットがWikiでも使えるほか、WikiページはHTML、CSS、JavaScriptなどをサポートしている。Wikiページのサンプル、このサービスに関するさらに詳しい情報は、Zohoのエバンジェリスト〔伝道者〕、Raju Vegesnaのサンプルページを見るとよい。
2つの点でこのサービスは傑出している。まず第1に、ZohoのWikiは他のZohoサービスのデータの埋め込みをサポートしている。例えば、Zoho Sheetで作った表計算文書もWikiに直接エンベッドできる。表計算文書に対する更新は、Wiki内で行っても、Zoho Sheetで行っても、同期する。さらにWikiサービスは、他のZohoサービスと共通の単一サインインで利用が可能だ。
第2に、全てのZohoアプリケーションのスイートは共通する単一のアーキテクチャーの上に構築されているので、アプリケーション間で同期を取ることも、新しい機能を追加することも簡単にできる。これはGoogleのスイートが、買収した2社(WritelyJotSpot)のアプリケーションと、主に内製されたアプリケーション(表計算)を抱えているのとは対照的だ。
Googleのサービス群は決してZohoのように均質なものにはならないだろう。実のところ、Googleが最良のオンラインオフィスアプリケーションをひとつずつ買収してきたのが今となっては(コストとスピードの観点からしても)賢明だったかどうか定かでない。
Zohoの開発プロジェクトは決して小規模なものではない―Zohoアプリケーションの開発にはすでに2年が費やされ、現在80人の開発部隊がプロジェクトにかかわっている。しかしそのうちの75人の開発者はインドにおり、米国よりコストは低い。私の見るところ、Zohoが必要とした投資はGoogleより少ないはずで、しかも現在はるかに大きな成果を上げている。
Zohoの発表では現登録ユーザー数は15万人。引き続き優秀なサービスを開発中だ。ということは、そろそろGoogle以外のどこかが買収を考え始めているころあいだろう。それがどこであれ、現時点で最高のオンラインオフィスアプリケーションのスイートを手に入れることになる。たしかに、 Zohoのロゴはださいし、社員の多くは英語が訛ってる。新サービスをリリースしてもGoogleほどの注目を集めない。でも、そうしている間にも着実に彼らは競争相手に脅威を与え、ユーザーの尊敬を勝ち取ってきた。