Amazon.com、独立サイトEndless.comをローンチ

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Amazon.comは一風変わった動きを見せた。Amazonで靴、ハンドバッグともまだ取り扱っているのに、Amazonとは別に靴とハンドバッグに特化したニッチなサイトEndless.comをスタートしたのだ。

Endlessは、Amazon所有のサイトであるという事実をひた隠しにしている。About Usもだいぶ掘り下げて読まないとわからないし、かなり注意して見てもAmazon.comのロゴは見つからないはずだ。 Amazon.comはオンラインストアのオーナー、ディベロッパー向けにAmazon.comプロダクトのカスタマーレビューをインテグレートするAPIを公開しているが、Endlessはこれさえインテグレートしていない。ある靴についてのカスタマーレビューを見てみると、Amazon.comでは9件だが、Endless.comではゼロ。

そのほか唯一Amazonと関連がありそうな要素といえば商品の画像をAmazon.comがホストしていることと、powered by Amazon.comなのでEndlessユーザーはAmazonアカウントからログインしなくてはならない点ぐらいだ。

Endlessサイトでは、靴のショッピングに関してはAmazon.comより優れた閲覧体験を提供している。例えば、ビジュアル検索はとても良くできており、値段、スタイル、カラー、サイズあるいはブランドごとに検索をどんどん絞り込み可能だ。Endless.comで検索してると、ちょっとLike.com検索しているときの体験を思い出させるものがある。Endless.comで注目のポイントは無料の翌日配達。これはユーザーに配達予定日を知らせるカウントダウンの時計が全ページに掲載されている。

疑問なのは、シューズ&ハンドバッグの買い物だけのためにまったく新しいブランドをローンチする必要が本当にあったのか、ということだ。人びとが通常のAmazon.comでの一貫したショッピング経験に慣れ親しんでいるというのはわかる。だがそれなら、ショッピング体験をより強化するオプションを Amazon.com上の各製品カテゴリーで提供したらいいだろう。 あるいは、おそらくEndlessはこれらの点を含め、無料翌日配達という点に注目してローンチしたサービスなのかもしれない。ならばAmazon.comで無料翌日可能な商品の中から、取り扱い範囲を拡大する予定なのだろうか? その割にはEndlessのロゴは靴とハンドバッグの専門店というのがハッキリ分かるロゴなので、このケースも考えにくい。なんなのだろう?

Amazon.comは最近、コア事業から分化しさまざま取り組みへとビジネスを多様化しているが、このEndlessに関してはコアなビジネスに直結しているように思える。 Endlessは、Amazon.comが各製品ラインごとに、購買経験をよりよく(Web 2.0化)するための取り組みとしてこれから展開するサービスの取っ掛かりなのだろうか?

編集者より: 本稿はゲストのSteve Polandが執筆した。

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