Wikipedia検索エンジン、WikiSeekがローンチ

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Venice Projectの正式名はJoost

Palo AltoのスタートアップSearchMeは2005年3月にスタートして以来、目立たない運用を続けてきた。この会社は社員17人で、$5M(500万ドル)をSequoia Capitalから2度に分けて調達している。同社はファウンダーのRandy Adamsが「ロングテール検索エンジン」と呼ぶサービスを将来リリースしていく計画だ。ローンチ予定の最初のサービスは「WikiSeek」。 これはたった今、1時間ほど前に動きはじめた。公式発表は水曜日に行われる。

WikiSeekはWikipediaサイトとWikipediaからリンクを貼られているサイトだけを対象に索引づけを行っている。この目的は2つ。第1に、Wikipedia上にある検索エンジンより優れた検索エンジンを提供すること。(Wikipediaの援助と承認を得ている)。第2に、検索対象をこれらのサイトに限ることで、非常に信頼性の高い検索結果が得られ、検索エンジンスパムの影響が最小限になることが期待できる。ありとあらゆる検索に関連性の高い答えを出すことはできないだろうが、出た答えにはスパムや間違った情報が少なく、問題に正しい展望を与えるものとなるはず。

検索結果には検索単語から生成されるWikipediaカテゴリーに基づいたタグクラウドも付加される。検索はこのタグクラウド中のカテゴリーをクリックすることで素早く絞り込める。(スクリーンショット参照。クリックすると拡大する)。検索結果の最初の3項目は常にWikipediaの記事で、青色の地に表示される。 (Wikipediaに3個の記事が見つからない場合を除く)。それ以外の結果は青色の領域の下に順次表示される。

検索エンジンに加えてWikiSeekは2つのツールを提供している。FireFox、IE7、Opera用の検索プラグインと大変役に立つGreasemonkey風のFirefoxエクステンションで、Firefoxブラウザ上でWikipediaの表示に自動的に「WikiSearch」ボタンを付加する。(下のスクリーンショット参照)。このボタンをクリックして検索するとWikipedia限定のWikiSeekによる検索結果が得られる。こちらのボタンを使った方がWikipediaネーティブの検索機能を使うより素早く、良い結果が得られる。

SearchMeはWikiSeekから得られる広告収入の大半をWikimedia Foundationに寄付するとしている。ファウンダーのAdams と今晩話したが「WikiSearchはSearchMe社の技術力を広く示すショーケースの役割。収入を寄付することで、できるかぎりWikipediaコミュニティーのために役に立てればうれしい。」のだそうだ。

Wikiasariと混同

WikiSeekは間違いなく先月WikipediaのファウンダーJimmy Walesが発表して以来話題になっている検索エンジンWikiasariと混同されるだろう。実際、われわれがWikiasariについての最初の記事に掲載したスクリーンショットは、後で分かったのだが、Wikiasariのプロトタイプのものではなかった。われわれはその旨、記事を訂正し、「しかしこのWikiSearchがWikiasariのスクリーンショットではないなら、一体何なんだ?」と疑問を投げた。実は、あのスクリーンショットが当時WikiSearchと呼ばれていたWikiSeekのプロトタイプだったのだ。疑問氷解。

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