Geni

Geni、立ち上がりから大人気

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以前のPayPal COO、David SacksがGeniという新しいスタートアップを立ち上げるという噂が数週間前から流れていた。何日かして1月16日にGeniがローンチした。これは簡単に美しい家系図を作ってくれるサービスで、当初から大きな注目を集め、ものすごいスピードで口コミで広まっていった。ある読者はコメント欄でGeniはFacebookを超えるかもしれない、とまで言った。誇張だろうって? それは誇張だが、こういった初期の熱狂は文字どおり何百万ドルにも換えがたい価値がある。

ところが、彼らは大失敗を犯した。

1年ほど前に、私はベータ版で失敗しない法という記事を書いた。ここで私はスタートアップがサービスをローンチするときに陥りやすい落とし穴をいくつか紹介した。私のアドバイスは簡単なもので、最初にまず強い印象を与えることが大切、MacやFirefoxの戦略を思い出せ(そして自分でも持て)、ユーザーの個人情報をうるさく求めようとするな、等だった。

Geniはこういった点については申し分なくやった。ところが他の点で「やってはいけないこと」の見本市を開いてしまった。ユーザーは全員が英語を話し、ヘテロセクシャルで1950年代風の堅固なアメリカンスタイルの家庭の出身であるという想定をしている、メールアドレスをいったん入力するとユーザーからは削除不可能になる、その他の問題が発見された。また予想以上のトラフィック量のせいか、サイトが何度もダウンしたそして、なにより最悪なことには、ユーザーが手間暇かけてGeniに入力したデータの相当部分が消えてしまった。削除されたのだ。 こういう目に遭ったアーリーアダプターはみなかんかんになっている。

Geniはユーザーとblogで勤勉に対話の努力を続けており、それはよいのだが、この最大の問題、削除されたデータに関しては現在まで完全に無視している。 私だったら消えたデータを再入力するのはゴメンだし、他の多くのユーザーもそうだろうと思う。

Geni自身について言えば、依然として非常に有望なサービスだろう。消えたデータ問題はあっても、機能は十分に魅力的だ。しかし他のスタートアップはこれを参考にして、「べからず」のリストに加えるとよいと思う。

アップデートと訂正: 私はDavid Sacksと話した。それによると、ユーザーがアップロードしたデータでは画像が一部消失しただけで、家系情報は無事とのこと。私自身のデータについても、消えたように見えたが、ちゃんと保存されていた。問題が起きたのはクッキー処理だった。このサイトではブラウザのクッキーを利用した自動ログインを採用していた。ところがある時点でこれが無効にされ(Davidによるとこれはバグのせい)、ユーザーがサイトを訪問するとユーザー登録ページに連れていかれてしまうことになった。写真をアップロードしたユーザーを除いて、入力したデータが消えたという苦情は、おそらくこの問題によるものと思われる。

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