MySpace、著作権付き動画コンテンツの探知フィルターを導入

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MySpaceは今朝(米国時間2/12)、「著作権保護を受けているコンテンツが違法にアップロードされるのを防止するため、無料インデックス化をコンテンツ・制作者対象に提供する」と発表。同サイトは音声フィルタリングそれに制限付きながら動画フィルタリングを昨年終わりから提供してきた。検討が要される残る課題の中で最大の疑問は、YouTubeがGoogleによって買収された際、公約したように同様のシステムを採用するかどうかという点だ。その他の課題には、コンテンツの公正な利用ということも含まれるだろう。

MySpaceは、フィルタリング技術を、音声データの声紋識別技術を有するAudible Magicという会社からラインセンスを受けている。ちなみに、Audible Magicは、「Motional Media ID™」という動画フィルタリング技術を昨年11月に得ている。Motional Mediaは、RIAA(全米レコード協会 Recording Industry Association of America)のテクノロジー部門シニアVPを1995年から2000年まで務めたDavid W. Stebbingsが開発したもの。

同社のテクノロジーは固有のベクトル化されたデータの特徴を瞬時に判断するという。また、これ以外にも、 MotionDSP に近しい人物によると、MotionDSPも、動画中の固有のモーションを認識する類似のサービスを近々リリース予定という。

これらの企業が直面する主な課題は(デジタル)スケーリングだろう。Audible Magicの音声フィルタリング技術は驚くほど効果的だという。例えば、P2PネットワークiMeshで、訴訟後に実装されたケースでは、偽陽性なしだったという。偽陽性が確認されたことはこれまでに無いし、99%以上の認識率を記録した、とiMeshのファウンダーは、MSNBCに昨年話している。もっとも、それは音声プログラムに対しての結果であり、動画フィルターに対してではなかったのだが。

コンテンツの違法利用を制御しようという政治的な対価はまだはっきりしない。例えば、コンテンツの公正な利用の要件はなにかという議論は、(関係者の)あるサイドが技術的なフィルターによって立場を固めてしまっては、実際的には議論課題として意味を失ってしまう。この先、批評、風刺、それにサンプリングなどはある特定の立場によって認められたものに限られてしまうようになるかもしれない。そのような事態は好ましくない。

もっとも、過激で、理論上、利益の少ない新しいビジネスモデルを試してみる代わりに、大手のコンテンツ・オーナーが、コンテンツと既存のビジネスモデルをコントロールしたいと望むのは当然だ。コンテンツ不足のように強いて見せかけるような方向に時代が進みつつあるのは残念なことだ。その理論によれば、法と秩序が投資を促し、究極的にはより多数のコンテンツが提供されるということだ。

著作権によって保護されたコンテンツがオンライン上でどれほど人気があるだろうか?著作権付きのコンテンツがYouTube成長の要因だと見るのが、一般的な見方だ。しかし、(ユーザーによって最も頻繁に視聴された)人気の高いバイラルビデオ、それに、(その他ブログサイトから)最もリンクされた動画コンテンツ (Vidmeterから)をいくつかさっと見てもらえば、オリジナルコンテンツもかなり注目を集めていることがわかる。実際に目にして喜ばしいことだと思っている。

Marshall KirkpatrickはSplashCast社Director of Content。Michael Arringtonが出張中、TechCrunchの編集を支援する予定。

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