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Viacom、Joostとの提携に調印へ

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大手メディア企業ViacomがGoogleに著作権を侵害しているとされる投稿100,000件をYouTubeから削除するよう要求してから2週間後、Wall Street Journalが今日(米国時間1/20)報じたところによれば、ViacomはJoostにコンテンツを提供する契約に調印するところだという。JoostはSkypeのファウンダーたちによって創立されたP2Pベースのオンラインテレビサービスで、近々ローンチが予定されている。このサービスは、噂によれば、YouTubeというより、在来のテレビネットワークのライバルになるものという。Joostではユーザー投稿コンテンツは受け付けないようだ。JoostはWarnerとの提携を含む小規模な契約をいくつか行っているが、Viacomとの提携が現在まででは最大のものとなる。

世論では、YouTubeの成功のベースがほとんど著作権のあるコンテンツにあると思われているが、一般に考えられるほど[著作権コンテンツとユーザー生成コンテンツの]競争は直接的なものではなくなっている。ユーザーが投稿するオリジナルコンテンツはいまやYouTubeの繁栄に欠かせない重要なものとなっている。OK GoやLonelygirl15その他無数のスターがYouTubeから生まれ、独自の生命を保っているのが見られる。

昨年12月、Viacomは大手放送局が共同でYouTubeのライバルとなるサービスを設立しようとする計画から離脱、この計画を事実上中止に追い込んだ。オンラインのより安全な(まだローンチしていないJoostを安全と呼んでよければだが)地帯に戻ったとはいえ、これがViacomにとって理想的な解決策でないのは明らかだ。ViacomのCEO、Philippe DaumanはWSJ紙のインタビューに答えて「この提携は著作権を尊重する配信サービスとならViacomは喜んで提携する用意があることを示す証拠だ」と述べている。

2つのクリエーティブな世界、プロフェッショナルによるコンテンツとユーザーによるコンテンツの配信チャンネルが永遠に二つに分離してしまうようだったら世界にとって大きな損失だ。YouTubeは音楽レーベルその他とはコンテンツに関して多くの契約を結んできたものの、著作権のある素材の配信チャンネルとしての役割は、Googleの買収以来、明らかに低下している。また現在までYouTubeは著作権保護のための有効なテクノロジーを市場に送り出せないでいる。JoostのようなYouTubeの代替になる有力なオンライン配信チャンネルが現れると、Beavis & ButtheadとChad Vaderをすべて一箇所で見られるような便利なサービスが実現されるという希望に暗雲がかかってくることになる。

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