DiggはWiredを訴えるべき

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Wired Magazineはどうも、「Diggがばらばらと崩壊しつつある」というふうに、世間を信じ込ませようと躍起になっているようだ。私はこれについては素直に受け止めることが出来ない。というのも、Wired誌の親会社Condé NastがDiggのライバルRedditを傘下に収めているからだ。そして、Wiredは単にDiggについてのニュースを報道しているわけではない。Diggをおとしめる目的でWired誌を積極的に利用しているのだ。

Redditが買収されたのは10月後半。Wired誌は、12月にはDigg人気の下降を予測し、「Digg Becomes the New Friendster」(「DiggはFriendsterの二の舞に」)という記事を掲載。この件について、私はCrunchnotesで「利害関係の衝突がある際(その事実を公表すること無しに)報道するのは不適切だ」と書いた

今日、Wired誌は再び、より手の込んだDigg攻撃を仕掛けている。調査報道的な記事の中で、Wiredのレポーター、Annalee Newitzは、Digg上でのストーリーに投票した人たちに対価を支払うサービス「User/Submitter」を利用、Diggホームページに表示される結果となったことについてレポートしている。Newitzは利害関係があることについて記事の中ほどになってようやく触れている(「Diggのライバルであるredditと同じく、Wired NewsはCondéNetの傘下にある」)。

しかし、私にとって最も気になるのはWiredが単にDigg関連のニュースを報道しているのでは無い点。ニュースを作り上げているのだ。しかも、そのニュースは否定的な論調のもの。最初の例としては、DiggをFriendsterに例えて、(この先、Diggの勢いが)下降線をたどるだろうと予測。Diggに対する青天のへきれきのような大降りパンチだ。二つ目の例は、(Wired記者が)記事にするためのストーリを作成し、その過程上で意図的にDiggの利用規約に違反する行為をとったこと。しかも、これは営利目的でなされたことだ。Wiredストーリーは多大なトラフィックを得たと述べている(そして、実際に現時点でDiggのナンバーワンストーリーになっている)。

DiggはWiredを不正行為を行った他のユーザーと同様に扱うことはできない。Wiredは報道機関であり、報道機関はとてつもない大きなパワーを持っている。WiredはDiggをとても難しい立場に立たせている。そのことは名指し(で批判)されるべきだ。ニュースを報道する(もっとも利害関係の有無について明らかにすべきだが)ということはさておき、ライバルについてネガティブなニュースを作り出し、莫大な影響力を持つWiredを利用してプロモーションを行うというのは、限度を超えた行為だ。

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