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ミックス、リップ、マッシュアップ -5つのデータ処理サービスを比較する

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最近、 モジュールやマッシュアップ作成の分野で、TeqloやDappといった多くの新しいサービスが現れている。いずれも開発者やエンドユーザーがデータをミックス/リミックスしてミニアプリケーションやマッシュアップを作るのを助ける。ここではデータのミックス、リップ、マッシュアップをサポートするサービスを5つ取り上げ、データのインプット方法、アウトプット方法、RESTのサポート、考えられる利用方法、ユーザー側で必要とされる技術レベルについて検討してみる。

mashfeatcomp.png

Yahoo Pipes

pipes200.pngYahoo!のPipesはGUIベースのウェブアプリケーションで、ユーザーはウェブページから配信される各種フィード(RSS、Atom、RDF)から得たデータをリミックスして独自の新しいフィードを作成することができる。Pipesはウェブから取り込んだフィード内容をソート、結合、解析してからRSSまたはJSON形式で出力する。Pipesにはクエリーを作る優秀なモジュールがあり、ユーザーはURLをパラメータとして適切なフィードを得ることができる。Yahoo!はPipesユーザーのためのコミュニティーをサポートしており、ユーザーは制作したPipesアプリケーションを公開したり、他のユーザーのアプリケーションをリミックスして利用したりできる。Pipesから出力されたデータは、さらに他のマッシュアップでも利用できる。これはTeqloの実例

利用分野: Pipesは文法的に正しい形式のフィードをYahoo!のサービス、たとえばSearch、Local、Flickr、それにすでにモジュールが用意されているからGoogle Baseなどにマッシュアップするのに最適である。ユーザーには手続き的プログラミングによる制御の初歩(ループ処理、論理式など)の知識が必要だが、よく出来たビジュアルインタフェースが助けになる。

サンプルどこかの近くのアパート (Craigslist とYahoo! Localのマッシュアップ)、eBayプライスウォッチ (eBay RSS API)。

Teqlo

teqlologo.pngTeqloはウィジェットベースの新しいマッシュアップ・アプリケーションだ。ユーザーは個別に特化した機能を持ったウィジェットをキャンバスの上にドラグ&ドロップし、続いてウィジェット間で行われる必要がある処理を選択するだけでよい。例えば、eBayの検索結果を地図上に表示したければ、eBayの検索ウィジェットとGoogleマップのウィジェットをまずドラグしてくる。続いて処理を指定して2つのウィジェットを接続する。たとえば、eBayウィジェットであるアイテムが選択されたら、Googleマップ上のその位置のマーカーを表示する、などだ。作成されたアプリケーションはアクティブなAJAXウィジェットを通じてウェブページからアクセス可能になる。現在利用可能な他のウィジェットはには、Google Calendar、Gadgets、Spreadsheets、LinkedIn検索、DabbleDB検索、YouTubeビューワー、コンタクトリスト、to-doリストなどがある。

このサービスは現在ベータ版なので、モジュールの数は少ない。またウェブページにアプリケーションを公開する機能はまだ実装されていない。

利用分野: Teqloは非プログラマーが利用可能なハイレベルなマッシュアップサービスだ。ユーザーは、ひとつのウィジェットが別のウィジェットにどういう動作を起こさせなければならないかを指定することによってウィジェット間の関係を構成できる。しかし、Teqloのハイレベルなアプローチは、逆に、このサービスの能力はTeqlo側がいかに有用なウィジェットや処理機能を提供できるかにかかっているともいえる。

サンプル: まだ公開されてないl。しかしTeqloのblogに記事が掲載されている。

Proto

protologo.pngProtoはWindowsベースのマッシュアップ・アプリケーションで、ユーザーのデスクトップアプリとウェブを統合することが目的。マッシュアップを構成、利用するためのWindowsアプリケーションがユーザー側で必要になる。Protoはコンポネントベースで、Outlookのようなユーザー側のデスクトップアプリからデータを抽出、Yahoo!マップのようなオンライン・モジュールに入力することでデスクトップとウェブを結合する。ProtoにはVBA IDE(Visual Basic for Applications development environment)とAdobe Flashが開発環境として組み込まれている。ユーザーはこれらを利用してアプリからデータを取り出し、表示するモジュールを書くことができる。また、Protoには簡単なデータベースをサポートしており、デスクトップとウェブで利用するデータを解析、処理するために利用できる。

利用分野: Protoはある程度データベースのコンセプトに馴染みがあることが必要。できればユーザー自身でモジュールを作れるよう、VBAの経験があることが望ましい。Protoの5分のイントロはこのプログラムを実際に利用するに当たってどの程度の技術レベルが必要とされるかを知るのによい。Protoはユーザーの作成したマッシュアップを共有することもできるので、プログラマーでないユーザーも既存のマッシュアップのライブラリを利用することができる。

サンプル: イントロビデオにサンプルの良い例が載っ
いる。レストラン・ビューワや企業ユース寄りのSalesforceレポーターなどのモジュールを表示させるにはビューワプログラムをダウンロードしてインストールする必要がある。

Dapper

dapperDapperはウェブベースのアプリケーションでウェブサイトのコンテンツ用にXMLコードを生成する。Dapperのバーチャルブラウザを利用して外のウェブサイトからデータを取り入れ、Dapp(と呼ばれるウェブサービス)を構築する。ユーザーが関心のある内容を掲載しているサイトのURLをいくつか入力してサンプルをフィードするとDapperは次第に学習していく。Dapperはそれぞれのウェブページを比較し、類似した部分を重要だと推測してデータを取り込む。Dapperがページの解析を終えた後、必要とするフィールドをユーザーがさらに絞り込むことができる。例えば、「Diggの記事のタイトルのフィールド」、といった具合。Dapperはユーザーが選定したフィールドのコンテンツをさまざまなフォーマット(XML、JSON、HTML、YAML)で出力し、アラートを発生させたり、フィード中の位置をマップで表示したりできる。すべてのDapperアプリケーション(Dapp)はユーザーコミュニティーに公開され、他のユーザーが自由に使うことができる。

利用分野: Dapperではプログラミングの知識は最小限ですむ。文法的に正しい形式のフィードを含んでいないページからそのようなフィードを生成するのに最適。デモの動画が概要を知るのに良い。

サンプル: Fidgetはユーザーのお気に入りのバンドをDapperが検索し、動画を見つけ出してくれるツールだ。

OpenKapow

openkapowOpenKapowはDapperの業務用版といったところ。これはデスクトップのアプリケーションで、ブラウザインタフェースを通じたRSS feeds、REST アプリ、ウェブクリップが作れる。Dapper同様、OpenKapowを利用してウェブページから内容を取り出すロボットを構築することができる。OpenKapowではそれに加え、ボットで自由にウェブをナビゲート(フォームの送信を含む)し、ループや分岐、エラーからの回復、ユーザーによる随時のインプットなどの処理を実行することができる。OpenKapowでは、ユーザーがロボットを共有、リミックスに利用できるコミュニティーが用意されている。

利用分野: OpenKapowはウェブページからの高度なスクラッピング(データ取り出し)に理想的だ。手続き的プログラミングとウェブのhtmlI言語に関する基礎的な知識を必要とする。

サンプル: これはGmailにログインしてユーザーのメールをXML形式で出力するロボット。こちらのサンプルはキーワードでTechCrunchの記事を徹底的に検索してくれる。

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