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“YouTubeの文書版”Scribdが30万ドルを調達

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scribdlogo.png文書共有サイトScribdが今朝(米国時間3/6)プライベートベータの試用期間を終了し、Y Combinatorから入った1万2千ドルの立ち上げ準備金に加え、さらにエンジェル投資家から30万ドルの資金を調達した。Scribdは早い話が“テキスト版YouTube”である。アップロードした文書にタグやコメントをつけて共有できるソーシャルネットワークだ。サイトで扱うファイル形式は.doc、.pdf、.txt、.ppt、.xls、.ps、.litなどある。

もちろん何から何までYouTubeのコピーというわけではない。デザインの基本ルールはかなり見習ったが、ダウンロードとアップロードが可能なファイル形式を幅広く柔軟に取り入れたり、分析トラッキングで差別化を図ることで文書サービスならではの特長を出している。

文書の表示・埋め込みはhtml形式と、あとあまり一般に利用されていないがpdfより動作は速いFlashの文書フォーマットでもできるようにした。文書は.pdf、.docs、.txtでダウンロードできるほか、Scribdが提供するNuanceベースのテキスト・トゥ・スピーチのパッケージを使えば.mp3ファイルに変換・保存も可能。これだと自分の文書をブリティッシュアクセントの震える声(サンプルはこちらでダウンロード視聴できる)で読み上げてもらって音声で保存することができるのだ。

同社のプライベートベータ版にはありとあらゆるタイプの文書がアップロードされた。例えばこちらは猿でも分かるデート&ナンパ術だし、こちらはちょっと怪しいVisual C++21日速習法。Scribdではこれらの投稿文書から得票数・閲覧数・ロケーション・紹介リンクなどの分析情報を生成し、それをユーザーに提供している。

ソーシャルネットワークではこのところ新サービスが続々と出揃っている。フォト、動画、音声などコミュニケーションの媒体も様々だが、ひとつのメディアを独占すればそれでビジネスモデルが安泰かというと決してそうではないようだ。それは音声に特化したOdeoが今会社を売りに出していることを見ても明らかだ。文書関連のソーシャルネットワークでは、ユーザー生成コンテンツやユーザーがアップロードしたコンテンツのサービスよりも書籍を扱ったサービスが先行している。Scribdはユーザーに何か新しいことを始めさせてくれるサービスだが、これにみんながどこまでついてこれるか、結果が出るのはまだ先の話になりそうだ。

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