Viacom、Googleに核攻撃を仕掛ける

次の記事

Wikiseek、コミュニティ編集による検索エンジンをローンチ

GoogleによるYouTube買収は、「Napsterと同様に訴訟に巻き込まれ、やがては忘れ去られてしまうといった運命から(YouTubeを)救出したもの」と言われた。

もし、今日(米国時間3/13)付けで報道された$1 B(10億ドル)に及ぶ損害賠償を求める訴訟が、これから予測されるべき事態の兆候だとしたら、そのように思った人たちは間違っていたかもしれない。訴えを起こしたのは最近、YouTubeに対して反感をつのらせているViacom。FoxがGoogle/YouTubeに不満を抱いている旨のメッセージを広く知らせる為に、陰でひそひそとWall Street Journal紙に対して話したのとは異なり、Viacomは真っ向から正面攻撃にうって出た。膨大な数のコンテンツ取り下げ要求、それに加えて、今日の$1 B(10億ドル)の損害賠償を求める、というシンプルな要求だ。

この種の訴訟は財務的な要素を含むメッセージだ。RIAAは昨年(2006年)、著作権侵害を理由にAllofMP3を相手取り$1.65T(1.65兆ドル)の賠償金を求める訴訟を起こした。また、事実これらをバックアップする法律も存在する。U.S. copyright law(アメリカの著作権法)は、(著作権)違反につき750ドルから15万ドルの損害を法によって認めている。今回のケースで、Viacomは、(対象になるのは)16万に及ぶ動画クリップ(がYouTube上にアップロードされ)、ビュー数は15億以上だと主張している。これら15億という数字が個別に著作権法違反として見なされる可能性もある。

Viacomは声明 の中で、今回の訴訟について激しい論調で述べている。

YouTubeならびにGoogleが、われわれの努力による作品を許可なく利用し、その過程において莫大な損害を(制作サイドに)与えていることに疑問の余地はない。これらの価値は作家、ディレクターそれにタレントといったコンテンツ制作者、それにこれらの発明、創造性に投資したViacomのような企業に(法的に)帰属するものだ。

合意に至るための並々ならぬ努力、それに我が社ならびにその他の著作権者による事態改善に対しての努力にもかかわらず、YouTubeは依然として非合法なビジネスモデルを継続している。したがって、われわれは事態の解決に向けて法的な手段に訴えるざるを得ない。これにより、Google、YouTubeがアーティスト達から(作品の)価値を継続的に盗み続けることを防止し、これまでの莫大な損害についての賠償を得ることを希望する。

John Murrellはこれを「knife fight」と呼んでいて、私はまさにぴったりだと思う。Googleが実際に賠償額を支払って和解するというのはあり得ない。GoogleはViacomとの合意にサインを得るよう必至に働きかけ、この訴訟を無かったことにするようライセンス契約を結ぼうとするだろう。(Googleは)いま、すべりやすい坂道に立っているようなものだ。そして(その坂の)下には、Napsterの死がいがぐったりと横たわっている。

[原文へ]