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ベンチャーキャピタリストが清算を迫られる?

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ベンチャーキャピタリストの一部は決断が速く、コミュニケーションが明快で、投資先にはフェアな扱いをし、関係者すべてが満足するようにスタートアップを導いていく。

しかしそうでない者もいるし、われわれに妙な (友好的だが) 文句を言ってくる者もいる。

新しくできたTheFundedというサイトはベンチャーキャピタリストが起業家をどう扱っているか、情報を公開することで起業家の立場を多少なりと有利にしようという試みだ。すでに多数のベンチャーファンド(3,529のファンドの6,559人の関係者)の情報を掲載したデータベースが構築されており、ベンチャーファンドと直接に接触した際の感想と評価を投稿するようユーザーに呼びかけている。

投稿や評価に対して他のユーザーはさらに賛成や反対などのコメントをつけることができる。その結果はハッピーな体験やホラーストーリーに加えて、それぞれのファンドについて、5つのカテゴりーで1から5までの評価となる。

このサイトは「レーダーの下を飛んで」いる状態で、メンバーも39人しか登録されていないので投稿はまだあまりない。例としては Menlo Venturesが総合評価で5点満点の2.8を取っている。コメントが2つ残されており、一つが肯定的、一つが否定的なもの。(おもしろいことに肯定的評価は、投資を拒絶された起業家からのものだ)。

このサービスはメンバー登録が必要。登録すると投稿や評価ができるだけでなく、他のユーザーの投稿の多くを閲覧することができるようになる。(登録ユーザー外に一般公開される投稿は一部しかない)。将来は既存ユーザーからの招待がなければ登録できない「招待制」に移行する計画という。またある程度の身元確認の手段も取り入れるとしている。ベンチャーキャピタリスト自身はメンバーになれない。メンバーになろうとする際には、所属する組織と経歴のページへのリンクを示す必要がある。

これは面白いサービスだと思ったが、TheFundedについて私にはいくつか疑問がある。

一つは、投資を申し込んだスタートアップの大部分は断られるわけだから、起業家側からはどうしてもネガティブなコメントが出る傾向があるわけで、読者はその点を考慮に入れておく必要がある。しかしもちろん、ベンチャーファンドが投資を断る場合に起業家を正当に扱ったかどうかは重要な問題であり、その点のフィードバックが得られることは貴重だ。投稿フォームに「投資を受けた/断られた」というチェックボックスを設けておくと、読者が状況をつかむ助けになると思う。このサイトは、ある種プライベートなクラブ的で、匿名ではないので、われわれが最近人物評価サイトGorbについて書いたような問題の多くは解消されるかもしれない。

しかし現在TheFundedでの大きな問題はベンチャーキャピタリストの名簿をメールアドレス、電話番号入りで公開していることだ。これは不快きわまる、プライバシー侵害の名簿屋サイトJigsawの例を思い出させる。削除するか、少なくともメンバー限定で公開すべきだろう。

金がめまぐるしく流れるこの業界では、良いアイディアの場合、複数のベンチャーキャピタルから選択できるケースが多い。TheFundedは、起業家がどのベンチャーファンドから資金の提供を受けるか決める際の情報源のひとつとして役に立つと思う。

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