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汎用予約サービスのプラットフォームづくりの先陣争い激化中

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インターネットベースの検索・予約システムを活用することによって現実世界のサービスはずっと効率がよくなる。今日ではイベント、各種会場、ホテル、航空会社、レストランその他のビジネスはそれぞれさまざまなベンダーのソフトウェアを利用して独自の予約サービスシステムを構築することができる。またOpenTableはレストラン専用の予約システムでいい仕事をしてきた。Skype PrimeEtherの2つはユーザーが電話ベースで提供するサービスに対して予約処理、料金請求をオンラインで行うプラットフォームだ。

しかし、さまざまな企業やイエローページなど地域ベースの事業が、(プログラミングの知識を全く必要とせずに)簡単にプラグインとして利用できる汎用の予約処理サービスのプラットフォームは、まだ誰も作っていなかった。そういったプラットフォームが実現すれば、消費者は日常利用するサービス(テニスのレッスン、歯医者、美容院、マッサージ、クッキング教室、等々)の予約がずっと便利になる。可能性としては、毎日数百万の処理件数が考えられる巨大な市場である。

ちょうどまさにこの目的を目指し、企業にオンライン予約サービスを提供すべく、2社のスタートアップが先陣を切ろうと努力中だ。

Genbook

サンフランシスコとオーストラリアに本拠を置くGenbookはRody Mooreによって創立された。Neo Technology Venturesから昨年、$2.2M(220万ドル)の資金を調達してサービスの開発にあたっている。

Genbook自身のサイトにはあまり情報がないが、上記の資金調達の際のプレスリリースによると。地域の企業に対してリアルタイムのオンライン予約サービスを1件あたりいくらという料金ベースで提供しようとするものとされる。サービスはオンラインディレクトリや地域のビジネスの検索エンジンを通じて配信され、企業側は処理された予約1件ごとに料金を支払うことになる。

Libersy

アムステルダムに本拠を置くLibersyについては情報はもっと豊富だ。同社はシリコンバレーに移転中だが、去年1年はステルスモードで運営されていた。パイロット版を5月にヨーロッパで提供開始する予定。一般公開時期は2007年第3四半期を目標としている。現在までにエンジェルファンドで50万ドルを調達している。

ファウンダー、CEOのKarin Loeffenは今日(米国時間3/25)の午後、私に開発中のサイトを覗かせくれ、サービスの概要を説明してくれた。 Libersyは、ユーザー企業のプロフィールを作成し、提供するサービスについての情報(カテゴリー、説明、料金、キーワードまたはタグ、など)を登録する集中的なポータルとしての機能を構築しようとしている。デザイン自体はまだ荒削りだが、Ajaxを利用してページの再読み込みを最小限に止めようとするなど、機能の狙いは正しい。ユーザーがLibersyシステムに登録すると、「これを予約する」ボタンをウェブサイトに追加する(スクリーンショット参照)ことができる。ボタンをクリックするとミニ予約ページに誘導される。Lebersyはユーザー企業に自社サイト内で直接予約処理を行うためのエンベッドコードも提供する予定。

この予約機能は、検索エンジンや地域の企業・サービス案内ページなどを通じても提供され、Libersyのサービスが中央のポータルをつとめる。ユーザーはサービス提供する事業者を地域、料金などで検索することができる。Libersyはユーザーによるサービス提供者の評価、意見の収集などにも積極的に取り組んでおり、ebayタイプのフィードバックシステムを作ろうとしている。(この点、可能性としてはRapleafとの提携にメリットがありそうだ)。

Libersyはまた企業に代わってクレジットカードとpaypalによる支払い手続きを処理するサービスも提供していく予定。収入としては、サービスを提供する相手先企業から小額の月ぎめ料金を徴収するか、あるいは、それに加えて同サービスを利用して成立した予約内容の料金の一定割合を徴収することを予定している。

同社は現在シリーズAの資金調達ラウンドを完了しようと準備中。


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