Twitter、新API追加でウェブサービス利用強化へ

次の記事

MicrosoftのスピンオフZenZui、ウィジット利用携帯ブラウザ、リリース

twitter.png今年はじめ、複数のウェブサービスを一つのシンタックスで検索することの便利さについて述べた。その中で取り上げたサービスの一つYubnubは、まさにその点を実現するものだ。「Weather 90210」とたった一つのコマンドラインをYubnubに入力することで、Weather.comからの検索結果、あるいはその他多数のサービスからの結果を入手できる。

Twitterでも、ごく目立たない変更をAPIに加えることで間もなく同様の機能性を提供の予定。Twitterは、sms/テキストメッセージを利用したソーシャルネットワーキングサービス的な要素を持つものだ。 「今、何を考えているか」、「今、何をしているか」についてのテキストメッセージ送信に一日何時間もを費やしているユーザーからなるコミュニティは、急激にその規模を拡大している。メッセージを投稿したい場合、ユーザーは単に「40404」に送信するだけでよい。他のユーザーのとりとめない話に付き合いたい場合はそれも可能。ユーザーのお友達リストにいる人たちのメッセージは、ユーザー自身のTwitterページで、またはSMS経由でモバイル端末に送信して閲覧できるオプションもある。

Twitterで人気のある機能は、ある特定の友だちのみにメッセージを送信する「direct(ダイレクト)」。シンタックスはシンプルそのもの。「d [username] [your message]」を入力するだけでよい。

現在に至るまで、Twitter APIは「direct」メッセージへのアクセスを許可していなかった。今日(米国時間3/27)のAPI追加によって、Twitterの「direct」メッセージを受信できるようになる。「一体、この変更にどのような意味があるのか」? 率直に言うと「大きな意味合いを持つもの」である。

今回の変更でユーザーはコマンド(「direct message(ダイレクト・メッセージ)」)をユーザー名宛に送信できる。この場合のユーザー名は、“weather.com”というような単なるウェブサービスの名前でもある。例えば、Twitterユーザー名に“weather”が存在するとしよう。そして、この「weather」宛に私が「d weather 14202」というTwitterメッセージをテキストメッセージ、ウェブあるいはIM経由で送信する。Twitterユーザー名“weather”はこのコマンド(えっと、Twitter「direct message」)をAPI経由で受信。郵便番号「14202」の現在の気象情報を得るために必要なプロセスをサーバー上で走らせた後、私宛に「direct message」としてその内容(例: “d TechCrunch 現在の天気: 所によって曇り、気温50F。明日の天気: AM 曇り/PM 晴れ。最高気温: 55F 最低気温: 40F」)を折り返し知らせる。

また、例えば「Yankees(ヤンキース)」の試合の得点をすぐに知りたい場合に、リクエストを送信できる「score(スコア)」というユーザー名があるかもしれない。その他の例には「d 411 Starbucks 14202」を送信して、郵便番号「14202」地域内にある最寄りのStarbucksの電話番号を入手する、というようなものもあるだろう。

現在、SMS/モバイル関連分野でスタートアップ企業設立には多額の資金が必要となる。月ごとのショートコードにかかるコスト(月額500ドルから1000ドル)、SMSゲートウェイプロバイダーへの支払い、それに送受信共のテキストメッセージごとに0.03ドルから0.05ドル。それぞれ合わせると値がかさむものだ。しかし、今後もし、スタートアップ企業が自ウェブサービスのコマンドラインにTwitterを選択すれば、無料ということになる(Twitterが課金を始めるようになるまで、だが。)

すでに、お分かりのように、やや煩わしいのはメッセージを「d」で始めなければいけないということだ。しかし、Twitter内部では「d」に代わって「@」の利用を検討している。ぜひ、実現させてもらいたいものだ。現時点では、ユーザーは「@(ユーザー名)」を、他のTwitterメッセージに一般に公開して返事をするために利用している。あるユーザーの「友だち」である場合、「友だち」が他のユーザーのメッセージに返事をしている場合など(そして、もともとのメッセージの内容を知らない場合)にはうっとうしいかもしれない。

朝方には、アップデートされたTwitter APIが、そしてAPIドキュメンテーションも今日の終わりまでには公開されるはずだ。

エディターからのメモ: 本エントリーはRingside StartupSteve Polandによって書かれたもの。同氏は「Ringside Startup」において、VC、ベテランアントレプレナーからのアドバイスなどをふまえ、ウェブ分野に於けるスタートアップ企業の起業過程にある自身の体験についてブログしている。Steveの日々の暮らしはtwitter.com/techquilashotsで、Michael Arringtonの日常についてはtwitter.com/techcrunchで知ることができる。

[原文へ]