AmazonのStatsaholicいじめ

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Statsaholic (以前のAlexaholic)はAlexa本家よりも便利にAlexaのトラフィック統計を提供するサービスを1年前にローンチした。Statsaholicはエンベッドできるグラフとかデータの平滑化のような本家が提供していない機能も持っていた。ユーザーもこれを認め、トラフィックの比較をする場合に本家よりもStatsaholicにリンクするようになった。ある時点では、AlexaをGoogleで検索するとAlexa本家は3位にまで下がっていた。

Alexaはウェブサービスを通じてグラフデータを配信していなかったので、Statsaholicはデータ収集にAlexaウェブサービスを利用してはいなかった。Alexaの親会社Amazonは、Statsaholicに苦情を言ったり、閉鎖させたりしようと思えばできたはずだが、実際にそうはしなかった。それどころか、昨年4月にはブログ記事中で褒めてさえいる

しかし、いつかAmazonはStatsaholicを嫌いだしたとみえて、弁護士を呼んできた。Amazonは今年に入って、alexaholicというドメイン名の所有権を主張して訴訟を起こした 。サービスのオーナーRon Hornbakerは、訴訟の結果を待たず、alexaholicのドメイン名の使用を中止してサービスをStatsaholic.comに移した。

しかしこれでもAmazonは満足せず、他のサイトにはそのまま許しているのに、Statsaholicに対してはAlexaのグラフデータを収集するのをブロックする措置を取った。Statsaholicはこれに対して他の方法でデータの収集を続けた。するとついにAmazonは外部サイトからグラフにアクセスするリンクをすべてブロックしてしまった。

その一方でAmazonはStatsaholicの機能の多くを取り入れ、グラフ機能をAlexaのトップページに備えたりした。

Statsaholic側の言い分はここに。私は1週間ほどAmazonの広報に電話攻勢をかけているのだが、話しをする時間を取ることについてメールやボイスメールでやり取りしただけに終わっている。ただし、Amazonのためにひとこと言っておくと、彼らとしてもStatsaholicとは事前にいろいろ交渉をしており、閉鎖に追い込む前に、買収の提案もしているという。

しかし私が気になるのは、Amazonは問題のサービスを1年以上放置しておき、さらには賞賛していた(それからコピーした)にもかかわらず、サービスが本当に人気を集め始めたとたんに強硬手段をとって閉鎖に追い込んだ点だ。

私は引き続きAmazonにこの問題について話を聞く努力を続けるつもりだ。その結果、この問題を違った観点から見ることができるような事実が明らかになる可能性は十分あるが、今のところ、われわれがリサーチをする際にたいへん便利に使っていたサービスが無くなってしまい、Amazonはいささかイジメをしているように見える。

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