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あなたは独立向き?起業家適性診断テストで占ってみよう

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pairwise.png「あなたは計画より思いつきで行動するタイプですか?」、「新規プロジェクトでは困難なことにチャレンジしたい方ですか?」-会社の採用試験に応募した経験のある人なら誰でも、こういった答えようのない質問にイライラした経験があるだろう。

普通は企業の方でもこういった質問を山ほど盛り込んだ適性診断テストを受けさせ、志願者がどれだけ社風にフィットするか判断するものだ。そんな適性診断テストの長ったらしい質問ならリストがここにある。中にはGoogleのように独自の適性テストを開発した企業もある。

この手のテストはどれも、志願者の心をアレコレ詮索して刺激を与え、能力と性格の実像を把握するために考えられた設問だが、その気になれば質問の背後にどんな意図があるか、知るのは簡単だ。したがって、どうしても入社したい志願者は採用者が聞きたいような答えを用意して(嘘八百)並べたりする。

そんな中、Pairwiseと いうスタートアップ企業は、こうした個人適性診断テストとは全く別のアプローチをとっている。言葉ではなく、Pairwiseはイメージを使うのだ。自社 の「LikeBetter(こっちが好き、の意)」という画像ゲームで拾ったデータを使って、志願者のメンタリティーを診断する。LikeBetterというのは、ユーザーがアップロードしたイメージを1対ずつ連続で見せていき各ペアごとに好きな方を選んでもらうフラッシュゲームのことだ。その選択をベースにLikeBetterが相手の個性を当てずっぽうで言い当て、被験者はそれが当たってるかどうか答える。使う人が多ければ多いほど、 LikeBetterではイメージ選択と、被験者が自己申告する属性の相関関係をより緊密に関連付けることができる、というわけ。

このデータをもとに、Pairwiseでは最も違いの出るペアを選んでテストを作った。つまり適性診断の守備範囲が一番広く、しかも予想の当たる確率が最 強のテストである。そして、各志願者の行動をテスト実施中ずっと追跡して、LikeBetterで各志願者が見せた相関関係から、その性格を判断していく。Pairwiseではテストを完全に図版ベースにして、(GIジョーvs.バービーのように)対比が丸見えなペアは極力避け、選択が何を意味するか意 図が読まれないようベストを尽くした。

LikeBetterがこのゲームで使っているのは、「Naive Bayesian推論」というBayesルールの反復アプリケーション。この方法では仮説の命題や依存性確率といった非常に重い統計を使う。もっと詳しく知りたい人はWikipediaのエントリを読むといいだろう。

一方の企業採用テストの方では仮説を立てたり、仮説をテストしたり、といった作業は行わないが、ユーザーの行動をLikeBetterで収集した統計と比較して、相反する属性(例:キレイ好き vs. 整頓が苦手)の対比で志願者の傾向を割り出す。

Pairwiseの顧客第1号はY Combinatorで、同社現ファウンダー全員に行ったテスト結果を元に作ったのが、この「Y Combinatorファウンダー適性クイズ」である。Y Combinatorではこのテストを使って現在の採用公募(4月2日まで実施中)で集まった志願者をテストするという。下においておくので、興味のある人は試してみるといい。僕の結果はここだよ。

Y Combinator ファウンダー・パーソナリティ・テスト:2組のイメージのうち好きなほうを選んでください。




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