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ウェブにマークアップする5つの方法

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1999年にEng-Sion Tanと2人の友人がウェブページに誰でも書き込みをして公開できる「Third Voice」というブラウザ・プラグインを作ったことがある。これはインターネット上の言論にさらに自由さを加えるのが目的だったが、当時は「ウェブの落書き帳 (internet graffiti)」と非難する声が多かった。この会社は結局活動を停止している。

ウェブページへ注釈を加えるというアイディアは、しかしThird Voiceが最後というわけではなく、似たような、しかしそれぞれ独特の機能を追加した新しいサービスがいろいろ生まれている。

Diigo

ウェブでのリサーチ活動に必須のツールdiigologo100.png
Diigo はユーザーがブラウザプラグインまたはブックマークレットを用いてウェブページへのブックマークや注釈を共有できるリサーチツール。ウェブのテキストがハイライトされて、注釈のメモが関連づけて表示される。ブックマークはウェブサイトのコピーと共にキャッシュされる。Diigoでは注釈したページを他のブックマークサービス(メジャーなサービスはすべて網羅している)に登録でき、Diigoプラグインを持っていない相手に対してもメールで送ることができる。以前の紹介記事はここに

Diigoにはさらに先進的な機能もビルトインされている。Diigoではメジャーな4種類の検索エンジンを利用して、主要SNS、ブログ、現在の閲覧中のサイト、リンク先のサイト、7種類の専門分野(TV、株式など)のページ内をハイライトしたキーワードで検索できる。Diigoはまたユーザーの選んだリンクをユーザーのブログに投稿することができる。またリンク一覧を表示するウィジェットを用いて、ユーザーの最近の注釈を表示することもできる。

Fleck

もっともベーシックな機能flecklogo100.png
Fleckは注釈サービスのなかではいちばんベーシックな機能を提供する。ユーザーは公開または非公開でウェブページへの注釈を投稿できる。ブラウザプラグインが用意されているが、Fleckのサーバから注釈投稿のためのAjaxコードを埋め込んだウェブページがフィードされている。注釈をつけたページのパーマリンクを友達にメールしたり、自分のブログに掲載したりできる。われわれはFleckをローンチ時点で紹介しているが、今後さらに新しい機能が追加されていくものと期待している。

ShiftSpace

どんなウェブページにも自分の意見をshiftspacelogo100.png
ShiftSpaceはオープンソースのブラウザ(Firefox専用)プラグインで、NYUのInteractive Telecommunication Programで開発された。性格としてはオリジナルの「ウェブの落書き帳 (internet graffiti)」にたいへん近い。このプラグインは このプラグインを利用するとユーザーはウェブ上のページに独自の注釈をつけてリミックスし、コミュニティーで共有・編集可能なバージョンとしてセーブし、Shift + Spaceキーを押すことでいつでも呼び出せるようにできる。ShiftSpaceを押すとユーザーは誰でもコメントを残し、テキストにハイライトを施し、画像を変更できる他、ページのソースを自由に編集できる。
どのページでも自由にライブで編集できるウェブページ解析ツールFirebugをいくらか思い起こさせる。このプラグインをインストールしたユーザーの場合、変更を施されたページは画面左下隅に小さなShiftSpace(§)アイコンが表示される。

変更されたページは「shift」と呼ばれ、「公開」の場合、ShiftSpaceのサイト内から公開、共有される。ユーザーは気に入った「shift」ページをRSSフィードで購読することができる。ShiftSpaceチームは「trails」という「shift」のリンクの一覧の機能を提供しようと計画している。

Stickis

必要とする注釈だけを購読するstickislogo100.png
Stickisは 友人やコミュニティーからのウェブページの注釈をブラウザプラグインを利用した「channel」を通じて購読するサービスだ。われわれは以前Stickisがローンチしたときに紹介している。プラグインをインストールしていない相手も、Stickiウェブサイトの提供するプロキシーサーバを通じて注釈を読むことができる。チャンネルはテキスト、画像へのstickiによる注釈、RSSフィード(ブログの場合)に加えて、OpenTableやYelpのような特化したウェブサービスのチャンネルの内容で構成される。あらゆる注釈はユーザー個人のStickiブログに保存することができる。ユーザーがブログに注釈を加えた場合、このサービスはトラックバックURLを残す。

ユーザーがあるチャンネルを購読すると、ウェブを閲覧している間、折りたたみ可能なサイドバー形式のトレイが現れて、閲覧しているページに関連あるコンテンツの候補が随時表示される。たとえばレストランにリンクしたページを訪れた場合、OpenTableやYelpのようなレストランの予約やレビューに特化したチャンネルがポップアップする。他のコンテンツチャンネルでは閲覧しているページのURLやタグに基づいてStickiネットワークで生成された注釈を収集する。ユーザーが注釈をクリックすると、ユーザーが加えたコメントだけでなく、友達の加えた注釈も表示される。

Stickisの親会社、ActiveweaveはStickisの簡易場ともいうべきBlogRovRを最近リリースしている。こちらはユーザーがブログを検索、閲覧する際に、お気に入りのブログの内容をフィードするもの。

Trailfire

ウェブツアーを作って共有するtrailfirelogo100.png
Trailfireは昨年8月ローンチ した。その後、このソーシャルなウェブ注釈サービスは大きく機能を拡充してきた。特に最近、当初から約束されていたSNS的機能の追加がアナウンスされている。

TrailfireはIEとFirefoxのプラグインで、ユーザーはどんなウェブページに対してもメモ (markと呼ばれる)を投稿することができる。「mark」はリンクで結び付けられて一連の「trail」が生成される。このプラグインはmark(メモ)を残すためのボタンとtrailを管理するためのサイドバーからなる。ユーザーは興味あるページを見たら、markボタンをクリックする。するとAjaxを利用して、テキストエディタを内臓した小さいバルーン窓が現れる。この窓は、ページ内のどこへでも配置できる。ユーザーはページ内のテキスト、画像、リンクに対して注釈メモを作成できる。ユーザーはそのmarkにタイトルを付与し、所属するtrail(要するにmarkを保管するフォルダ)を選択する。trailにはコメントを付与することができ、プライベートに保存もできるが、公開することもできる。trailが投稿(公開)されている場合、ユーザーは〔「次へ」のアイコンを〕クリックするだけで順次markが付与されたウェブページを閲覧していくことができる。

traifirescreen.pngTrailfireの新しいバージョンでは、友達を設定してユーザーが作成するすべてのtrailを共有する機能が追加されている。また友達をグループ化したり、複数のユーザーでtrailを共同編集(wiki trails)したりすることもできるようになった。

注釈サービスと比較してみると、Trailfireは効果的な方向に機能を拡張するのに成功していると思う。DiigoやStickisといったサービスと異なり、Trailfireは注釈を見るだけなら、いちいちログインしたり、プラグインをダウンロードする必要がない。これは注釈の閲覧者を増やす上で大きなメリットだ。シンプルさではFleckに並ぶだろう。プラグインをインストールしていないユーザーのために、Trailfireのサーバーは一種のプロキシーとして、注釈を付けられたウェブページにAjaxの注釈のコードをエンベッドして表示させる。Trailfireでは、プラグインを持たないユーザーでも新しくリリースされたサーバーのプロキシー機能を利用したブックマークレットで注釈を書き込めるようになった。

第2に、Trailfireは個人のtrailページを作成する機能を実現している。このページにはmarkされたウェブページへのリンクとサムネール画像が番号を付けられて一覧表示される。検索エンジンはこのtrailリストのページをインデクシングできるので、ときに応じてかなりの量の検索トラフィックを送り込むことがある。そういった例が最近のエープリフールのtrailだった。4月1日に168,000ものユニーク訪問者を記録したが、大部分は検索エンジンからの転送だった。

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