知的所有権ニュースの1日: MySpace著作権保護、DRM新名称?、AppleにC&D

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今日(米国時間5/11)は知的所有権(IP)のニュースが目白押しの1日だった。:

MySpace、著作権保護施策“Take Down and Stay Down(削除して再掲しない)”導入を発表なんかテキトーな名前だが、当のMySpaceはまるで賞金レースのような意気込みでユーザー生成型違法コピー撲滅を誓っている。今後は音声・動画の版権コンテ ンツと識別されたものは即時サイトから削除し、フィンガープリントを埋め込み、再掲できないようブロックをかけるらしい。サービスではさらに MySpace上に掲載されている自コンテンツを探すツールを著作権保有者向けに提供するという。この新サービスではAudible Magicを採用したが、これはYouTubeやDailymotionも違法コピー撲滅推進のため使っている技術だ。Metacafeは独自にインター ナルなIPコントロールの技術を持っているという風評だし、フィンガープリントのサービスの全体像についてはGigaOmに秀逸なまとめがある。

“HBOのCTO、Bob Zitterが“DRMには別の名前が必要だ”と言い出した。ラスベガスの全米ケーブル・電気通信協会(NCTA)主催カンファレンスのスピーチで 彼が代案に挙げたのは「Digital Consumer Enablement (DCE)」という新名称。主張の裏づけとして、版権さえ保証してもらえるなら喜んで普及したいと協力に前向きな新コンテンツパブリッシャー各社の名前を 紹介した。スピーチ後、ZitterはデジタルネットワークよりHD放送に留まることでHBOにどんな技術的メリットがあるかを語り、違法コピーを容易に する“アナログのギャップ”は依然としてある、と話したが、ゲームに出遅れた感は否めない。彼の言っていることは反DRMの猫を元の袋に戻そうという手遅れな試みに思える。

著作権保護技術「X1 SeCure Recording Control」のメーカー、Media Rights TechnologiesがApple、Microsoft、Realnetworks、Adobeの各社にC&Dレターを送りつけた。マルチメディアプレーヤーに有効なDRM技術(つまり原告が作る技術)の採用を怠っているのはDMCAに 違反する、というのがレターの中身。DMCAでは版権作品へのアクセスを制限する保護技術を採用しない行為も違法と定めている。そこでMRTは「有効な著 作権保護技術を回避する行為は条項の規定に違反する」と主張、販売1台につき最低200~2500ドルの賠償責任を求めている。販売数ならApple iPodは累計1億台の大台を超えたばかり。取らぬ狸だが、途方もない額だ。

と言っても今はEMIがiTunesで発売になり、元YahooのDavid Goldbergもこんな主張だし、MRTは時代に取り残されていく方に運悪く立っているような気がするけども。

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