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Engadget、iPhoneのデマメールでAppleの時価総額を$4 bil下げる

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Apple株主にとってはとんだ一日だった(米国時間5/16)。出だしの株価は、AmazonがDRMフリー音楽の販売に乗り出すというニュースがあったものの、時間外取引も多く好調だった

ところが東海岸時間午前11:49、Engadgetが、iPhoneとLeopardオペレーティングシステムの完成が大きく遅れるだろうという記事を掲載した。情報源はApple内部のメールが転送されてきたものだという。元の記事はこれ。

MacのファンやiPhoneを待望する人には悪いしらせだ。iPhoneの発売は6月から…10月(!)にずれ込み、Leopardはまたまた大きく遅れて、2008年1月になるという確かな情報を得た。最新のWWDCのLeopardベータは予定どおり配られるようだが、どうやら品質維持に時間がかかるらしい。Jobsはきっと、この問題は「小切手を切る」(*1)ことではなく、両製品ができるのにいったいどれだけ時間がかかるか、とでも言うに違いない。

(*1 訳注) 先日のApple株主総会でJobsが言った、次のことばを引きあいにだしたもの。「偉大な製品が、小切手を切るくらい簡単に開発できればいいのだが。それならMicrosoftも偉大な製品をたくさん作っただろう」

Apple株はたちまち暴落し、大量の売りによって6分間(11:56~12:06)で$107.89が$103.42になった。これはAppleの時価総額で$4B(40億ドル)に相当する。あっという間に多くの人に損害を与えた。

で、結局そのメールはデマだった。Engadgetはアップデート記事で、Appleの社内メールシステムから送られてきたことに間違いはないが、内容が不正確だったと言っている。Appleは、直ちにEngadgetに対して誤報であることを通知し「このメールは偽物であり、Appleから発信されたものではない。Appleは予定どおりiPhoneを6月に、Mac OS X Leopardを10型に出荷する」と伝えた。

12:22までにはApple株価はほぼ復旧し、終値の下げ幅は$1.40/株、時価総額も$1.25B(12億5000万ドル)に留まった。

訴訟や犯罪捜査が始まることになるだろう(ただし、今回Engadgetが責任を問われることはまずないと思われる。一方Appleは、メールが本当にAppleのサーバーから発信されたのであれば責任を追及される可能性がある)。

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