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組み込みタイプのJoostがテレビの世界を変える

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JoostはセットトップボックスにJoostを加えるためにハードウェアメーカーと交渉中と報じられている。これはテレビの世界を根本的に変えることになるかもしれない。

Joostは一般にインターネットテレビのリーダーと目されてはいるものの、コンピュータでテレビを見るというマーケット自体の大きさは依然として限られている。面白半分で、あるは時折の気分転換にはよいが、MicrosoftがWindows Media Centerでリビングルームにコンピュータを持ち込もうとした例でもわかるとおり、 テレビを見る道具としてコンピュータを据えるというのは人気があるアイディアではない。最近の報道ではAppleTVボックスも、Apple Lisaと同じ運命をたどりそうだという。つまり「コンピュータとテレビの融合 」の失敗の歴史のゴミ箱へ直行ということだ。

コンピュータなしで、 TVの受像機の上に置かれる箱にJoostが組み込まれるとなると話はまったく変わってくる。

何百万というアメリカ人が有料ケーブルテレビに加入してテレビの上にセットトップボックスを設置している。Joostがこういった箱で、あるはいっそテレビの受像機自体に組み込まれて、しかも無料で提供されるとしたらどうだろう? Joostは現在、このテレビ自体への組み込みについても交渉中という。世界の何百万ものユーザーがここ数年のうちに機器をブルーレイディスクやHDDVDプレヤーにアップグレードするものと予測されている。こういった次世代機器にJoostが標準的にエンベッドされたら? NetgearやZensonicのような普通のDVDに加えて、ネットワーク上のビデオや音楽を再生する機能が付加されたデバイスが次第に人気を得ている。こういったデバイスにJoostを加えるのは自然な流れに思えるのだが。

もちろん克服しなければならない課題はいくつかある。現在Joostの画質は完璧とはいいがたい。加えて高速ブロードバンド接続が前提になる。しかし、こういった問題は時間とともにクリアされると考えれば、テレビ受像機と一体化したサービスが一般に人気を得る結果になることは大いにあり得る。こういった競争の激しい世界ではなんといっても「無料」ほど強いセールスポイントはない。現在コンピュータでテレビを見るなどという手間をかけていない数百万の、いや数千万、実際億単位の人々が、突如、Joostによってインターネットテレビの世界に導かれることになる―「雷は同じところに2度は落ちない」という諺があるが、Joostのファウンダーたちの場合、創立したスタートアップが3回連続で〔KazaaとSkypeに続いて〕劇的な成功を収めることになるかもしれない。私自身、居間のソファに転がってJoostからテレビが見られるようになることを期待している。コンピュータからテレビを見るよりはるかに快適そうだ。

(一部はEl Regに初出)

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