Google、Microsoftに「睨み勝ち」

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micogoogle.pngMicrosoftGoogleの「Vistaにビルトインされた検索機能はGoogle Desktop Searchに対して不公正な競争を行なうもの」という主張を認めて、Vistaの機能に変更を加えることを決定した。

New York  Times紙の伝えるところによると、Googleの要求は、以前Microsoftが受諾した不公正競争の是正に関する和解の取り決めに基づくもので、Microsoftに対して秘密に伝えられたという。諸州の検察庁、連邦司法省とMicrosoftとの和解は、将来の訴訟の可能性を避けるために締結されたもの。

MicrosoftがVistaにどのような変更を行なう予定なのかはまだ明らかになっていない。

今回のケースは興味深い。Microsoftは過去に不公正競争を行なってきた長い歴史がある。ただし、最近は企業市民としてはるかに行動にわきまえが出てきているが、これも上で触れた和解によって課せられた条件によるところが大きい。一見するとMicrosoftがこういう立場におかれたのは不思議に思える。Vistaの検索機能といっても、製品にバンドルされた状態ではごくありきたりの能力しかないものだ。あれこれの形式の検索機能ならWindows95以来、どのバージョンにも組み込まれていた。今回との違いといえば、GoogleやYahooが提供するそれぞれのデスクトップ版の検索パッケージに比べて、以前のWindows付属の検索機能ははるかに劣っていたという点だ。今回の決着の細かい内容がどうあれ(永久に公開されないかもしれないが)、Googleの勝利であることだけは間違いない。Microsoftの反応についてはなお疑問が残る。単にこの場は不利と見て他日を期したのか、それともMicrosoftは本当に不公正競争差し止め訴訟の可能性とGoogleに恐れをなしているのか?一戦も交えずに退却するとは、なんともMicrosoftらしからぬ振る舞いではある。

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