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Ustream.tv、更なるインタラクティブ機能を公開

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今月はじめに、われわれは活発な展開を見せているオンラインライブ動画について特集記事を掲載した。ライブというのは、録画済みの動画と比べて本質的にとても異なるものだ。制作後にまずい場面を削除したり、見せ場を強調するというような編集作業が出来無い。最も興味深いコンテンツを視聴者の関心をとらえるような場所に押し出すのもリアルタイム動画の持つ難しさの一つ。しかし、また、視聴者からコンテンツについてインタラクティブな反応を得ることも可能だ。そして、視聴者とのやり取りがオンラインライブ動画特有の醍醐味といってよいだろう。

Ustreamリニューアルバージョン3」が今日(米国時間7/25)リリースされた。今回のリリースでは、視聴者と番組制作サイドの関係に注目している。Ustreamは、インタラクティブな機能の向上を目指し、プラットフォームに「Shout Meter(シャウトメーター)」、「Live Polls(ライブ投票)」それに「アーカイブギャラリーモジュール」という3つの機能性を追加。各々、しっかりした仕上がりとなっている。

Shout Meter(シャウトメーター)

shoutmeter.jpg新しいShout Meterは、「どうすれば視聴者にベストの動画を見てもらえるだろうか」という問題を解決するためのもの。ベストコンテンツをどのように選ぶかというのはとても重要な課題だ。Ustreamは一日あたり3,000時間以上のコンテンツを制作、25,000時間の動画フィードを配信するという。

Shout Meterを利用して、ユーザーはコンテンツのサイドバーを積極的にクリックすることで、視聴中のコンテンツについて投票できる。より多数のユーザーが、より多数のクリックで票を投じるにつれ、Ustreamは、該当チャンネルが好感度の高い反応をユーザーから得ていることに気付くというわけだ。右側の棒線がユーザー自身の「シャウトレベル」(図中赤部分)。そして、他ユーザーのシャウトレベルは黄色部分として表示される。シャウトメーターのデータ利用方法などについての発表はまだ無い。

これは、Justin.tvが採用している「Tips」機能と同様の趣旨について、異なる手法で取り組んだものだ。「Tips」機能では、視聴者がライブのストリーム動画を見て、好きな部分を投票できるようにしている。トップTipsはトップリストとして整理され、全パブリシャーのページで見られるようになっている。

Live Polls(ライブ投票)

polls.jpgUstreamでは、ライブ投票を「Broadcaster Console」と組み合わせ、パブリシャーが視聴者に対しリアルタイムでいくつか質問できるようにしている。ストリーム動画の上に(質問事項の書かれた)透明のレイヤを重ねることで、ユーザーが(質問を読みつつ)番組鑑賞できるというスタイルだ。視聴者は当てはまる回答事項をクリックするか、あるいは、投票のレイヤを閉じることでオプトアウトできる。ライブ投票機能は、質問事項をチャットルームに掲示する、あるいは、メールで視聴者の回答を求めるといったものにくらべ、より積極的な方法だ。

アーカイブ・ギャラリー・モジュール

archive.jpgUstreamは、ライブ動画をプロデュースするだけで無く、過去の作品のアーカイブ・ライブラリも備えている。ユーザーは、この新アーカイブ・ウィジェットを利用することで、鑑賞中の動画に影響を与えずに、過去のコンテンツをあれこれチェックできる。アーカイブされたコンテンツは、ごく普通のページに以前に保存されたもの。

Ustreamは、この「シャウト」機能をアーカイブ・モジュールと組み合わせて、日付、それにユーザーからの関心度の高さによってフィルタリングしているのではないか、と私は考えている。

ライブ動画サイト間の展開は、どうも機能性を競う争いのようになってきた。各サイトは、まさにぴったりというルック&フィール、ベストのパブリシャーと視聴者を獲得するためにしのぎを削っている。ライブ動画はまだまだメインストリームとは言えない。たとえ、YouTubeブームの頃から存在してきたStickamのようなサイトでさえも、だ。この先数ヶ月、多種多様なオンライン動画サービスの中で、ライブ動画サービスが居場所を見つけるにつれ、より多数のアイディアが発表されることになるのではないか、と私は思っている。

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