Facebookユーザーの値段は最低30セント

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人々は、過去数ヵ月あまりの間に湧いて出た何千というFacebookアプリケーションを完全に現金化する方法を見つけることに躍起となっている。少なくとも3つの広告実験が立ち上がったが、これまでのところ一番有望なのは、RockYouだ。

bExchange


まず最初はFBExchangeから。これは90年代のLinkExchangeのアイデアのパクリだ。 Narendra Rocherolle、Julie DavidsonとNick Wilderの30Boxes Calendarチームが制作。よその広告を自分のFacebookアプリケーションに表示して信用をつけ、それを使って自分の広告をよそのアプリケーションにも表示するのに使うもの。これは自分のアプリケーションの露出を高めようとする、いかにも安っぽい、安易な方法で、バイラルのFacebookのマシンが期待通りに伸びてくれると期待するのは虫がよすぎる。詳しくはGigaOmを参照。この会社は、たったの2週間のライブで20万ドル分の予約を得たと主張している。

Lookery

シリアル起業家のScott Raferが設立したは、Facebookアプリケーションに的を絞った純粋な広告ネットワーク。ユーザーのかなり深い統計的データにアクセスできる利点を生かして、例えば、ニューヨークに住む20-25歳の女性といった、特性のはっきりしたユーザーをターゲットにした広告を出せることを売りにしている。理論的には広告料率は高くなるはずだ。このアイデアはよい。しかし、Facebookじたいが同等以上のデータにアクセスできるのでCPMの高い広告をある程度の規模で売るのはむずかしいだろう。Lokeryが成功するには大規模である必要があるので、最初は苦労しそうだ。Raferによれば、現在のところ、収入のすべてをコンテンツプロバイダに回しているが、あと一月あまりで軌道に乗せるという。

RockYou

RockYou
は、彼らの広告ネットワークのアイデアをこっそりテストしていたが、これは「ユーザー」を他のアプリケーションに売るというものだ。彼らはこれまでにもFacebook上のバイラルアプリケーションで大成功を収めた実績がある。例えばSuper Wallアプリケーションは、300万人近いユーザーがおり、毎日数万人を新規に迎えてる。基本的にこれは、友達が伝言を残すのに便利な“壁”ということだ。Super Wallには、写真やビデオ、その他のリッチメディアを貼り付けることもできる。

彼らはSuper Wallのサードパーティ・アプリケーションを宣伝し、CPA(獲得ユーザー毎の課金)ベースで請求する。ユーザーがSuper Wallにサインアップする時に、追加の(広告主の)アプリケーションも欲しいかどうかを聞かれる。右のスクリーンショットを見て欲しい(クリックして拡大)。
実験はこれまでのところ非常にうまくいっている。CEOのLance Tokudaは今日私に、わずか4時間で3万ドルを稼いだと話してくれた。現在まださまざまな価格設定を試しているが、最低価格は、他のアプリケーションに獲得したユーザー一人当たり約30セントになりそうで、やがて1ドルまでは取れるようになると考えている。実質的なCPM(つまり1,000ページ毎の収入)は、20ドルの数倍になる、と彼は話している。これによってRockYouは、おそらくユーザーとページビューを金に変える方法を見つけた最初のFacebookアプリケーションということになるだろう。

Tokudaはまた、彼らがSuper WallのAPIの開発を完了し、他のアプリケーションがそこに機能を構築するためのフリーアクセスを提供していくと語った。これでピンとくると思うが、Facebookはもうプラットフォームと考えられているが、さらにSuper Wallがプラットフォームのプラットフォームとなろうとしているということだ。オンライン世界の進化速度の猛烈な速さについて真剣に考えるのが嫌になり、しばらくペースを落としたいという人間がいないのはいいことだ。それどころか、彼らは向こう見ずに再挑戦を繰り返す。そしてその中の一部が止まるのだ。

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