iPhoneのロックが解除できるようになった―Appleはハッキングのブロックに動くだろうか?

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iphone.pngこのニュースを見逃していた読者のために説明すると、EngadgetにAppleのiPhoneのロックを解除して(2G GSMネットワークでありさえすれば)世界中のあらゆる携帯キャリヤで使えるようにするソフトウェアツールの登場がスクープされた

このiPhoneをハックしたチーム(iPhoneSimFree.com)は「レストアやアップグレードに耐える能力がある」としている。つまりiphoneをリセットしたり最新のシステムソフトウェアをアップデートしてもロックの解除は有効のままになっているという意味だ。大きな疑問は、このロック解除が果たして将来どこまでソフトウェアのアップデートに耐えられるかという点にある。

それと同時に、Appleはこのツールをブロックに動くだろうか、というのも興味の焦点だ。クパチーノのAppleのエンジニアはこれでiPhoneが世界中で使えることになってユーザーの利便性が増したことを内心喜んで、ハックについてはそのまま放っておくだろうか?

しかしこの決断はAppleだけではできない。AT&TはユーザーがiPhoneを買ったのに自分のネットワークをバイパスしてしまうなどという事態を歓迎しないだろう。AT&Tは一部から「アメリカ最悪の携帯キャリヤ」とみなされている。iPhoneはそのイメージを改善するのにすでに大きな役割を果たしている。AT&TにとってiPhoneの独占キャリヤだというのは巨大なメリットだ。約100万人のユーザーが月平均$50-$100になるAT&Tとの契約に縛られている。これは契約の全体で考えれば数億ドルにも上る売り上げを意味する。AT&Tでは将来さらに数百万のユーザーがiPhoneを使うようになると期待している。

一方で、 Appleの一部には、もしかすると、〔ロック解除のニュースで〕もっとたくさんのユーザーがiPhoneの購入を検討しはじめたのではないか考えて喜んでいる向きがあるかもしれない。AppleはAT&Tからいくらかのコミッションを得ているかもしれないが、Appleにとっては、ハードウェアそのものの販売とiTunesのようなiPhoneを介してユーザーが利用するサービスの売り上げが利益の中核をなしている。

いずれにしても、このハックツールが作動するかぎり、アメリカの貿易赤字はここ数ヶ月、ほんのわずかだが、減少に向かうに違いない。世界中のアーリー・アダプターやテクノロジーファンはアメリカに旅行したら必ずiPhoneを買って帰ることになりそうだ。

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