AmazonとGoogle、eブック・ビジネスに参入

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New York Timesの記事によるとAmazonとGoogleの両社が今年中に揃ってeブック・ビジネスに参入するという。この分野ではSonyなどがすでにサービスを提供している。(右の画像はSonyのeブック・リーダー

新しいAmazonの製品とサービスは「The Kindle」と呼ばれる予定で、Sonyと正面から対決することになる。Googleもすでにインデクシングを済ませた書籍の一部分について有料でフルテキストを提供し始める。

Amazon―「The Kindle」

The Kindleでは、eブックを読むための専用ハードウェアが用意される。スクリーンはモノクロ、インターネットにはEVDOで接続し、メモを書いたりウェブを閲覧するためにキーボードも付属している。このデバイスの価格は$400-$500で、Amazonのeブックサービスと連動する。

このデバイスが他のコンピュータを必要とせず、それ自身でAmazonの販売するeブックに接続できるという事実は、$300で売られているSonyのリーダーに対する大きな優位性となるだろう。The Kindleはウェブを閲覧できるので、ユーザーは新聞や雑誌を読むこともできる。

私はSonyのリーダーを試す機会が何度もあり、本を読むためのすばらしい方法だと思ったが、コンテンツの品揃えがまだイマイチだった。The Kindleも内容の表示にEInkテクノロジーを利用している。これはさまざまな照明の条件下でテキストを読むのにたいへん好適な技術だが、ビデオやアニメーションは表示できない。

Amazonはeブックに関する業界のオープン規格をサポートしていない。Amazonが利用しているのは、2005年に買収したMobipocketという独自のテクノロジーだ。

iPod同様、こういったデバイスの売れ行きを決めるのは、連動するサービスのコンテンツの品揃えよりも、むしろBitTorrentその他のP2Pネットワークから無料の海賊版がどのくらい容易に入手できるかがカギになりそうだ。eブックの時代はそこまで来ているが、定着するかどうかはこれからだ。

Google

Googleは専用デバイスの販売には参入しない。その代わりに、すでにインデクシングを済ませた本の一部について有料でフルテキストを提供する。ただしこれはGoogleBook Searchライブラリー・プロジェクトとは別個の事業となる。収入の出版社への配分についてはGoogleはまだ何も発表していない。

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