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Facebook対応アプリも動かなければ意味がない

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OmがFacebook対応アプリケーションに関わるとても大事な問題を「The Future of Software」で語っている

Facebook対応のアプリは今、一般のサイトほど深刻ではないにせよ、やはり似たようなスケーラビリティの問題を抱えているのだ。オンラインのサービスも利用が拡大すると、開発者は需要に追いつくだけのストーレッジと処理能力を提供していかなくてはならない。そうでないと永久にページの呼び出し中で、 エラーメッセージがいたるところ飛び出し、イラついたユーザーはこれに懲りて二度と使ってくれないだろう。

スケーラビリティの問題はそもそもの最初から、Facebookの開発者用プラットフォームには垢のようにつきまとっていた。僕もFacebookのアプリを何度テストしようとして待ちぼうけ食わされたことか。しかも、散々待たされた挙げ句に出てくるのは下のようなスクリーンなのだ。

Facebook対応アプリがスケーラビリティで何故こんなにひどいことになってるかというと、原因は主に2つ考えられそうだ。まずFacebookではニュースフィードがパワフルな配信ネットワークとして機能しているので、アプリは友だちの口から口へアッという間にバイラルな広まりを見せる。そんな状態なのでホッケーのスティックはまさに何の前触れなく、いきなりFacebookの開発者の頭に振り下ろされる。結果、開発たちはなんの用意もないまま不意打ちを食らい、自分たちが実現した(バイラルパワーの)成功の犠牲者の対応に追われるという皮肉な結果を招いている。

Facebookの開発者のうち何人がプロではなくアマなのか、具体的な数字が手元にあるわけではないが、傍目には、ちょっと素人に毛の生えたぐらいのプログラマーも多いようだし、彼らはユーザーのスケールにちゃんと対応していくアプリにすることなど一度も真剣に考えないままアプリを作っているようにも思える。 Facebookの開発環境では熟練プログラマーは魅力的なアプリを実に短期間で作れる。こうしたカジュアルなプログラミングだから、ユーザーがまじめに注目するとすぐコケるのだろう。

残念ながらユーザーの多くは(僕もだが)Facebookのアプリ全般にあんまり良い印象は持っていない。カジュアルに構築したアプリが印象に傷をつけているのだ。

じゃあ、どうすれば? エキストラのリソースが要ることは要るが、過剰に大型な社内やホストつきのスケーリング・ソリューションを調達する余裕のない開発者にはアマゾンのEC2S3のサービスが情報処理・ストーレッジのソリューションを提供してくれる、とOmは紹介している。さらにリソース・プロバイダーへのアプリ連動を容易にする”メタサービス”としてWeoCeoRightScaleの名前も挙げている。

まあ、そうは言っても開発者がFacebookと社外メタサービスの両方と仕事を進めなくては運用の成功も覚束ないというのは悪戯に効率が悪いし、やはり ここはFacebook本体が介入して開発者のニーズに対応し、みんながエキストラの情報処理・ストーレッジ容量を求めて周囲を探し回らなくて良いようにするのが一番だ(あのアマゾンのサービスも今は結局、行列待ちのようだし)。

Facebookが必要なリソースを最低限の料金で提供し、自社のプラットフォームでアプリが無事運用できるんなら、それは開発者とFacebookの両方にとってプラスだ。遅いサードパーティーのアプリがブランドとSNS全般の印象に傷をつける心配が消えれば、開発者もFacebook幹部も今より枕を高くして眠れるだろう。またこのサービスが同社にとって健全な収入源となる可能性も。

これはプラットフォームという概念を次のレベルに引き上げる動き。Facebookも潜在力のある開発者たちに自分たちの島のアプリの成功をちゃんと考えているという姿勢を示すことができるだろう。

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