マイナー言語でもザクザク画像が探せるワシントン大のPanImages

次の記事

Facebook対応アプリも動かなければ意味がない

ワシントン大学がPanImagesという新検索プロジェクトを進めている。PanImagesでは誰でも母国語で画像検索できるので、従来のイメージ検索よりずっとたくさんの検索結果にヒットする。

新興の検索エンジンには画像クエリー経由で検索が可能なLike.comもあるが、メインストリームには程遠い。今のイメージ検索のほとんどは画像のメタデータを基に検索結果を出しているため、グーグルで“flower”をイメージ検索すると、写真メタデータのところに“flower”というタグのついたものだけ1140万件返ってくる。でも仮にスペイン語圏の人が“flores”(スペイン語の“花”)を検索すると、返ってくるのはたった220万件だ。

検索エンジンの世界では今、クロスランゲージ(多言語縦断的)なクエリーでマイナー言語の人も、よりたくさんの検索結果が得られるようにする動きが徐々に広まっている。グーグルが今年スタートした試みでは、でも対応する言語は主要言語1ダース分だけだし、イメージ検索は対象外だ。

その点、PanImagesでは世界300以上の言語をカバーしており、ユーザーは自分の使用言語で検索クエリーに入力できる。翻訳ボタンで訳語が出てくるので、そのうち一つをクリックするとグーグルとFlickrのイメージ検索の結果が出てくる仕組み(全言語串刺しで検索したい人は右の検索ボタン「I’m feeling ~」を押す。「Search in」のダイヤルで検索言語を選んでもOKだ。あるいは「花」と入力して「Translate」ボタンを押すと、blossomとかfleurとか訳語が出てくるので、fleurをクリックするとフランス語の検索結果が分割画面で出てくる、といった楽しみ方もできる)。

データ自体まだ厚みはなくて、サイトでこちらの言ってる意味が分からないときにはユーザーに訳語を追加するようたずねてくるが、初期検索結果はとても使える感じだし、自分以外ほとんど喋る人もいないような超マイナー言語を話す人には本当にありがたいサイトだろう。

“冷蔵庫”を南アフリカのズールー語に訳してイメージ検索しても返ってくるのは2件だけ。でも、PanImagesなら472000件もヒットする。

[原文へ ]