ViacomとSocial Projectが始める広域分散型SNS戦略「Flux」とは?

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Viacomがソーシャルネットワーク「Tagworld」と投資提携を進めている、というは本当だった。報道によるとViacomからの投資は少数株に$40M(4000万ドル)。Tagworldはこれ以前にDraper Fisher Jurvetsonからも投資を調達している。両社は新ソーシャルネットワーキングサービスを共同で進めることで合意、Tagworldの親会社は「Social Project」の新名称採用となった。

明朝(米国時間9/14)にはViacom傘下のMTV、Comedy CentralといったViacomブランド各局(番組)と協賛サイト「Flux」を対象に、提携の結実である野心的なアグリゲート分散型ソーシャルネットワークがオープンに。Tagworld/Social ProjectのコファウンダーであるEvan RifkinとMika Salmi(MTVのGlobal Digital Media社長)の2人がさっそく今日の午後、新サイトをあちこち案内してくれた。以下が、これから公開となるサービスのスクリーンショット。

新サービスではTagworldとViacomの既存ブランド「Flux」が開発した技術を使い、各ブランドの持ち味をいかしたソーシャルネットワークを別々に作っていく(今回オープンになるのは一部で、年内には数百ものネットワークが公開となる予定)。Ningと同じで、ユーザーはどのネットワークでサインナップしても良く(例えば「Comedy Central」のとか)、ひとつ登録すると残りのネットワーク全部(MTVとかも)にシングルクリックで入れる。

自分のプロフィールに入会コミュニティを追加すると、そのコミュニティのコンテンツと友だちも取り込むことができる。Fluxはシングルブランドであると同時に、何百というブランド別ソーシャルネットワークの総体でもあるというわけだ。


Viacomブランド以外も巻き込んでいく

Fluxは、メディアコングロマリットViacomファミリーに属さない企業やブランドにもサービスを解放する。非Viacom系では20のサイトが、少し前から水面下でこのサービスを試験利用中だ。例えばVinyl Pulse50Cent。 どちらもTagworldが構築したソーシャルネットワークに連動したサイトだ。まだFluxのサービス名ではブランドは共有していないが、これで正式に サービス公開となるわけだし、そうすればブランドもFluxと連名になるだろう。サードパーティーの新サイトも間もなくFluxネットワークに加盟申請できるようになるし、将来的にはAPIはじめ各種ツールも公開となるので誰でも参加が可能となるらしい。

さっき名前の挙がったNingやホワイトレーベルのソーシャルネットワーク各社と比べられてしまうのは、やはり避けようがないだろう(ホワイトレーベルの各種サービスのまとめはここここ)。

(ホワイトレーベルの各種サービスのまとめはここここ)。

Fluxはしかし、ネットワークが集まったネットワークだ。Ningのようなところもあるが、Fluxのネットワークは穴がたくさん開いていて、コ ンテンツ(写真、動画など)はサイトからサイトにドラッグで移動できるし、おそらく50Centのサイトから動画を拾ってMTVの彼らのプロフィールで見せるようなことも可能になる。コミュニティーはおのおの個別のブランドを維持できるし、一方でユーザーたちはブランドをグループに分けて、ひとつのプロフィールで楽しむことができるのだ。

Tagworldはどうなる?

Tagworldのサイトは今のまま残るが、同社では目下、新規登録は受け付けずFluxにかかりっ切りの模様。

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