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TechCrunch40セッション1:検索と発見

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TechCrunch40、いよいよスタート

ライブレポートを含むセッション1の模様は以下。

Powerset

mini-powerset.pngPowersetは、日常ごく普通に利用されるフレーズや文法を基に、検索クエリーやインデックスするページを理解し、より正確なウェブ検索を実行する自然言語検索エンジン。フレーズや文法を構文解析することは理論上、単にキーワードに基づいた検索よりもより良い結果を抽出する。というのも、検索エンジンは検索者の求める検索結果をより良く理解できるからだ。例えば、「オフィス内で死亡した政治家は?」という検索を見てみよう。(他の検索エンジンのように)当該フレーズで、高い順位にランク付けされたページの一群を表示する代わりに、Powersetでは、事務所内で死亡した政治家のうち一部を情報として表示する、といった具合だ。

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Powersetのプレゼンが始まる。セマンティックと検索。「われわれは、ウェブを構文解析する」。自然言語検索について。

発表: Powerset labsでは、ユーザーがテク関連デモや、アイディア共有、学習エンジンをフィードすることで「検索カルマ向上」。

ソーシャル投票機能のある自然言語クエリーのデモ。その他サイトの影響がわずかに見られる。

Powermouse(スクリーンショット参照)デモ。Wikipediaから、セマンティックインデックスへと情報抽出。

TC40(「TechCrunch 40」コンファレンス)の参加者は一番にプライベート・ベータに登録できる。

まとめ:バーティカル検索として売りものになるかどうかは難しそうだが、興味深いアプローチ。TC40にとってすばらしいスタート。

 他企業の発表は下記をどうぞ。

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Cognitive Code

mini-cognitivecode.pngCognitive Codeは人口知能ユーザーインターフェースを制作。主なプロダクトはSILVIA(Symbolically Isolated、Linguistically Variable、Intelligence Algorithms)プラットフォーム。これは、ほぼどのようなデジタルデバイスにでも人間のような人工知能インターフェースを備えられようにするもの。SILVIAプラットフォームは、ユーザーのためタスクを実行できるよう自然言語を学習、コミュニケーション可能。考えられる利用方法には、子供用のデジタル玩具、それにパーソナル・アシスタンスなど。

主力プロダクト:「silvia platform(silvia:Symoblically isolated linguistically variable intelligence algorithm)」他に類を見ない言語的変化に対応する知能アルゴリズム。平たく言うとAI(人口知能)だ。

スクリーン上でAIのデモ。Cognitive Codeの一人がAIシステムと会話。ライブデモ中にバグがいくつかあったが、かなりクールだ。

利用方法には、玩具、電話、ウェブサイトなど「利用方法は無限」。最初のターゲット市場は「スマート玩具」。

気の利いたアイディアだと思う。もし、Cognitive Codeがアイディアを上手く実現できれば、われわれは、玩具の未来を今、目にしていることになる。

CastTV

mini-casttv.pngCastTVは、動画のコンテキストデータによる豊富なインデックスと、動画検索のための使いやすいインターフェースを制作することで、最高の動画検索エンジン構築を目指す。同エンジンは、(検索対象となる動画の)メタデータや関連コンテキスト、それに動画にリンクしているページのコンテンツなどを総合的に収集。注目に値するのは、CastTVはApple iTunesなど有料コンテンツ検索も対象としていることだ。ユーザーは、検索結果を番組ごと(関係のない検索結果を省くため)、ホスト(itunes、CBS Innertube、etc。好みのサービスプロバイダーに重点を置く)、日付、関連性、価格などによってソート可能だ。

プレゼン開始。CastTVは動画をホストせず、インデックスする。

「Britney Spears」の動画検索内容をGoogle、YahooそれにCastTVで比較。CastTVの検索結果は、その他サービスに比べて優れている、アクセスしやすい、etc、と説明される。

次のサンプルは「Colts Titans」。CastTVは検索結果にスマート・クラスタリングを利用、MSMとユーザー生成コンテンツから結果を抽出。アメリカン・フットボールに全く興味の無い私でも、これは、ナイスだと思わされた。:-)

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FAROO

mini-faroo.pngFAROOは、集中型のインデックスとクローラーを備えないP2Pウェブサーチエンジン。ユーザーが訪れたウェブページは自動的に、分散型インデックスに含まれる。検索結果のランキングはFAROOユーザーが訪れたウェブページの分散利用データに基づく。これにより、より民主的でユーザー中心のランキングを行う。また、FAROOは、ユーザーと最大限50%まで広告収入を分配、共有。コンバージョンレートアップのため、プライバシーの保護を考慮した行動ターゲティングを利用。

厳密な意味でP2Pという点で面白いコンセプト。ユーザーがアクセスしたページのみからなる検索結果…。SEOを手がける人たちは大喜びだろうと思わざるを得ない。:-)

講演者は、アルゴリズムは(他者によって)操作されないようになっている、と言う。彼は、私が知っている(部類に属するような)人たちの存在を、まだ知らないようだ。結果はとてもナイスだが。

Windowsバージョンで、デスクトップP2Pクライアントを通じてインデックスする模様がデモされた。Farooのベータは今日(米国時間9/17)オープン。.

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Viewdle

mini-viewdle.pngViewdleは、動画のインデックス、検索、利益化を行うホワイトレーベルプラットフォーム。開発中のテクノロジーを利用することで、プロデューサーは、ニュース、ショー、映画、それにインターネット動画からメタデータを抽出できる。旧式なテキストベースのメタデータ・インデックスに比べて遥かに効率的だ。Viewdleの最も注目される機能は、「真の意味で、スクリーン上に表示されている画像をリアルタイムでインデックス」可能な顔面認識技術。動画中に登場する人物のデータベースとしては最大級規模の一つとなるようなものの制作を計画中。Reutersは現在、手持ちのニュース動画から、人びとが特定の人物を検索できるようにすることでViewdleのテクノロジーをテストしている。

2分間に渡るデモ動画でデモが始まった。洗練されている。(TechCrunch用に)コピーが入手できるだろうか。

顔面認識はいつも興味深いコンセプトだが、私はRiyaを思い出した。またまた、Britney Spearsがサンプルだ。もっとも、動画からその他のデータも抽出している。どうも、従来のテクノロジーとは、ちがいがあるように思える。特に、単に写真をスキャンしているのではなく、動画を対象にしていることを考えると、だ。

プロダクト:日付を含む基準に基づいてスキャンする。人気度検索は、動画再生時間と何時か、が含まれる。プラットフォーム(APIだろうと思う)も、プラグインウィジェットなどとリリースされる、etc。

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エキスパート・パネル:Ryan Block Chris Anderson、Marc Andreessen、Om Malik、Marissa Mayer

最初の質問。Marc AndreessenからPowersetに向けて。「APIをどのように展開するか、etc」。なかなか良い反応あり。

Chris Anderson:ユーザにとって、これら多様なサービスの利点とは何か?

Farooが最初に回答:われわれのサービスはユーザーによる、ユーザーのためのサービス。そして、「一緒に検索する」という点が素晴らしい。

Om MalikからFarooへ:人々は、大半のP2Pシステムをオフにするが、Farooでは、その点をどのように乗り越えるつもりか、また、どのようにネットワークをシードするつもりか?

Faroo:「問題ではない」….どうも、際立って良い回答とは言えない。

Marissa Meyerは動画検索スタートアップ企業、スケーリング、etcについて知りたがっている…典型的だ:-)

CastTV:われわれはスケーリングを重視している。Viewdle:莫大な規模でのスケーリングが可能、「フュージョン・エンジン」であることから「基準点を見据えている」。

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AI(人口知能)と自然言語ツール関連のディスカッションが続く。

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JasonからOmに質問:最も実現(発展)の可能性があるのは? Om:CastTV。存続するのは:Cognitive Code。中間に位置するのは?Powerset。Farooは「興味深い」、Viewdleは「間もなく買収されるだろう」。

Jason CalacanisからMarissa Mayerへ:人びとはGoogleから(他サービスへ)乗り換えると思うか?回答:統計によれば、大半の人々は複数の検索エンジンを利用している。Googleの強みはワンストップショップであること。Jason Calacanis:CastTVについてどう思うか?Marissa Mayer:インターフェースはナイス。重複課題の為にクラスタリングは良いテクノロジー。

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Marc Andreessen:ディストリビューションにばかりこだわりたくないが…。だが、やっぱり気になる。企業間でどのように対処するつもりか?

Powerset:その点についてはわれわれも十分に認識している。ユーザーにアップロード (???)、外部サイトでの埋込み(Googleのカスタム検索スタイルだろうと思う)。

まとめ:Nickとも話してみてお互いに思ったのは、とても、レベルの高い競争を繰り広げるグループの中で、勝者はCastTVだろう、ということだ。テクノロジーも上出来、実用的な利用方法でうまく機能している。Cognitive Codeは、クールさでは一番だったが、デモはそれほどでなく、その点で負けたと言えるだろう。

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