TC40 Mark Zuckerbergを迎えての基調講演トーク

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TechCrunch 40セッション4:クラウドソーシング

Mark Zuckerbergを迎えての「Keynote Conversation(基調講演トーク)」。ライブでブログした模様を以下に。

ボス(Michael Arrington)がステージ上に登場、Mark Zuckerbergを紹介。会場は満員だ。Facebookに関する意見はさまざまだろうが、Zuckerbergが驚くべきことをやってのけたということに異議を述べる人はそれほどいないのではないだろうか。特に彼がまだとても若いということを考えると。

MichaelがZuckerbergを紹介すると満場の拍手。

MichaelがFacebookストーリーを手短かに紹介。過去12ヶ月間で4倍以上の伸び。Facebookは今後も成長維持できるか?

Mark Zuckerberg(MZ):カレッジから(その他分野にも)サービス範囲を拡大したのはそれほど以前のことでは無い。現在、1週間あたり約3%の割合で成長している。

続きは下記をどうぞ
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フィード機能は約1年程経過。そのためページビューは減少するとMAは言う。MZ: われわれは、人びとにより多様なコントロール機能を提供すれば、ユーザーは、より多くの情報を共有するだろうと考えている。そのことにより、人びとがより多様な情報を共有するにつれて、Facebookをより頻繁に何度も訪れるようになる主となる要素を構成する。ニュースフィードを公開してから数週間以内にページビュー、トラフィックとも50%の上昇をみせている。

Michael Arrington(MA):不満の声もあがっていたが、その点から学んだことは?MZ:変更点についてきちんとコミュニケーションがとれていなかった。Facebookの落ち度だ。正しいやり方としては、一歩引き下がってから、ユーザーに対してより豊富なコントロール機能を提供し、われわれが、取り組んでいたことについて、より良い説明をするべきだった、と思っている。

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MA:5月にFacebookプラットフォームがスタートした。最初の質問:social graph(ソーシャルグラフ)って、いったい、何なんだ!:MZ:ソーシャルグラフはFacebookのモデルとなるもの。新しいコネクションを生み出そうとしているものではなく、現実の世界(リアルワールド)を映し出しているのだ。プラットフォーム上では、アイディアというのは、ユーザーにより優れた実用性ある情報を、より大きなソーシャルグラフの一部として提供する、ということだ。

MA:MySpaceは、外部サービスのアプリを閉め出そうとしているが、Facebookでは、その正反対の立場をとっている。投資家やその他の人たちに(その方針を)受け入れてもらうのは難しかった?MK:(外部サービスに対して)門戸を開放することで、Facebookがすでに制作したプラットフォーム上に、外部サービスが(サービスやアプリを)制作できるようになった。Facebookでは、6ヶ月前からすでにAPIを公開していたから、部分的にはすでにオープンなものだった。

MA:Facebookの広告モデルについて話が聞けるようになるのはいつごろ?MZ:すでに、広告について準備できている。広告主はプレゼンスを確保できるようになっているし、ターゲットも絞られるようになっている。この先3〜6ヶ月で、多くのイノベーションが見られるだろう。今は、話せない。

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MA:気に入っている外部サービスアプリは?MZ:沢山ありすぎて(列挙しきれない)(笑)。「beautiful」と呼んでいる動画アプリかな。

MA:プラットフォームの問題点について。ユーザーはものすごい勢いでアプリを受け入れた、そのうち悪意のある行動に出たものも多数。アプリのプロセスは当初、とてもオープンだったが、現在では、より閉ざされたものになっている。Facebookでは、この点についてどう対処しているのか?MZ:オープンあるいはパートナーであるべきかどうか、Facebookは決断しなければならなかった。そして、オープンな路線を選択した。利用規約によるものでは無い。そうではなく、ネガティブな行為についての対処には、われわれのシステム中にバリアを築くことだ。まだパーフェクトではないし、その点についてはこれからも取り組みを続ける。そして、これからの30年、(より良いものを目指して)ずっと取り組んでいきたいと思っている。

MA:人びとは、Facebookは、欠陥を見つけるたびにそれを修正していると言うが、これは、悪いことだろうか?特に、すでに一部の人はそれによって利を得たことからすると?MZ:Facebookが実行したことの一つに、アクティビティをより良く反映した指標へと調整したというのがある。登録ユーザー数からアクティブユーザー数へと移行した。
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MA:ちょっと質問したいんだが、スタートアップ企業はFacebookオンリーを目指すべきか、それともウェブ、だろうか? MZ:二者択一な質問。MA:スタートアップ企業の一部はFacebookオンリーを手がけている。MZ:ウェブ全体と、われわれのシステムとは同じではない。あるアプリはFacebook上でうまく動作するだろうし、あるものはスタンドアローンタイプのサイトだ。同システムは二者択一型として設定されたものではない。そして各サイトがFacebookの内外でプレゼンスを保っているのをこれまでに見てきている。

MA:RSSフィード利用のユーザーについての考えを教えてほしい。MZ:話の流れにおけるFacebookの歴史は興味深い。「まだまだたくさん作っていくものがある」30年間の例を再びここで。人びとによりパワーを、写真のタグ付け、よりオープンにするためにプッシュしている、まだ実現していないがFacebookはその方向に向かっている、など。

MA:メッセージングシステムに不満を持っている。メッセージにアクセスするためにFacebookにログインしなければならないのは不便。Facebookでは最近、外部メールにオープンな姿勢を見せているが、これは、全体的にみてよりオープンなFacebookメールシステムに向けての第一歩?MZ:まず、一人の人に宛てたメッセージ一つずつ、から始めてみた。つい最近、それ以上送信できるようになった。Facebookが継続的に取り組んでいる課題。現在、Facebookは、多数のスパムを防止できるようになっているのは良いことだ。Facebookが拡大するにつれてこのようなサービスにも注目している。しかし、本質的には、Facebookはメールサービスではない。

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MA:資金調達のうわさについてコメントは?MZ:買収話もIPOも考えていない。

MA:アプリ制作を手がける小規模、多数のチームが存在しているが、これらのチームをどのようにサポートしていくつもりか?MZ:発表したいことが….。

重大発表:Facebookはアプリケーションディベロッパーたちが、開発を始めやすくしたいと思っている。Facebookの投資家たちとのコラボによって設立された「FB Fund」では、諮問委員会を設置、$10M(1000万ドル)ファンドからの助成金$25,000ー$250,000交付の審査対象として、ディベロッパーなら誰でもアプリを提出できるようにする。助成金であって投資ではない。

詳細についてはこちら

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サイトはまだ公開されていないが、誰でも次のメールアドレス宛に応募できる。アドレスは、platform @ facebook.com。Facebookのエコシステムサポートについて。基準は:もっとも関心があるのは革新的であること。MA:利益については?MZ:革新的であり、流れを変えるようなもの。

会場からの質疑応答。MZ:オープンにすることで人びとが参加可能になる。プラットフォームは、他の人たちが(アプリなどを)構築できる基盤づくりためのものだった。

Q:よりアクセスしやすいフィードをまだ提供していないのはなぜか?MZ:より多様な内容を提供したいと思っているが、ソリューションがまだのため、手控えている。

Q:人物検索の背景にある考えとは何か?MZ:プライバシー設定により、サイト上で、ひとびとは検索したいと思う対象人物を誰でも検索できる。Facebookネットワーク内のユーザーのみが詳細を見られる。それほど詳細な(ユーザー)情報を公開することなく、Facebookに参加している人たちについて、新ユーザーでも知る機会を提供。

Q:仮に、News CorpがFacebook、LinkedIn、MySpaceを買収したとしたら、合併はどうだろうか?MZ:それは絶対あり得ない(笑)。

Q:Facebookが、マイクロフォーマットやオープンIDに対応していると言える時期は?MZ:成し遂げたことはたくさんあるが、Facebookは依然として小さな企業、従業員数は300人をちょうど超えた規模。興味深い出来事が次々に起こりつつあるが、まだ、時期的には分からない。それに、規模の小さな会社として、優先順位を決めなければならない。この先、取り組んで行くことになるだろう。

以上

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