TC40 パネルディスカッション:エグジット戦略

次の記事

TechCrunch40、Kalturaが40番目の企業としてプレゼンの栄光を手に

午前中のパネルセッションでは資金調達について議論したが、TC40最後のパネルセッションは、スタートアップ・サイクルの終点に至る「エグジット戦略」にフォーカスしたもの。TechCrunchのHeather Hardeがモデレーターを務め、パネリストとしてはMichael Montgomery (Montgomery & Co社)、Craig Walker (GrandCentral/Google)、Raj Kappor (Mayfield)、Ted Wand (Fenwick)、Michael Marquez (CBS)、Evan Williams (Obvious and Twitter)が出席。

質問:高値で会社を売る一番よい方法は?
答Michael Montgomery (Montgomery & Co社):まず実体のある会社をつくり、次に、現在も将来も利益を上げられることを示すこと。収益モデルは必須。そうすれば買収先を探している企業が見つけてくれます。

panelx2.jpg

問:エグジット戦略についても考える必要がありますね?
答 Raj Kappor (Mayfield):そうです。エグジット戦略は必ず考えておくべきでしょう。長期的に活動するプラットフォーム企業を立ち上げるのか、それともベンチャーキャピタルを入れるのか。もしベンチャーキャピタルを入れるのであれば、彼らはエグジットを見つけたいはずです。

問:どうやるのですか。
答 Ted Wand (Fenwick):やってみて、投資家が計画していないために撤回するような事態は避けたいものです。
GrandCentralのファウンダー:買収される最も良い方法は、買収されようとしないこと。

panelx1.jpg

Evan WilliamsがBloggerの経験を語る。競売をやろうとしないというアプローチである。

Ted Wand (Fenwick):買収する時には、買収者はターゲット企業が会社の戦略に貢献するかどうかを考えます。
過去の失敗を話すと、バンカーは時にとても高くつきます。M&Aの成否の鍵を握るのは準備であり、コーチングです。これは科学ではなく芸術。ゲームで有利な立場にいる必要があります。

問:(M&Aの)プロセスに先立って、どれくらいの期間、企業と付き合いをするのですか?(バンカーであるMichael Montgomeryへの質問)
答 Michael Montgomery (Montgomery & Co社):長期にわたることもあります。長くて1-2年にも。オファが来たら複数の入札者と交渉できるように、バンカーは企業名を出しておきます。
Ted Wand-TW:準備がよければ、バンカーはプロセスを手伝ってくれて、物事がスムーズに運ぶようにしてくれます。

heather.jpg

問:CBSはどのようにやっていますか?
Michael Montgomery (Montgomery & Co社):エコシステムの中で動きます。会社を訪ねて、私たちは巨大でも恐ろしくもなく、アイデアを盗みもしないことを伝えます。

問:どうやって評価するのですか?
答 Craig Walker (GrandCentral/Google):収益を上げる前の企業は値づけが難しく、メトリクスもありません。どこからともなく数字を探り出すのです、この会社は儲かるだろうかと。

Evan Williams-EW:わが社にとって難しかったのはBloggerです。BloggerもGoogleも未上場企業だったので。小額の取引は大口の取引とは違います。小企業の場合は買い手に数字を出してもらったほうがいいです。

M.Montgomeryはアーン・アウトを好まない。Club Penguinの買収は両者の合意だったが、いつもこうなるわけではない。うまくいくこともあれば、時にうまくいかないこともある。最初はノーと言ったほうがいい。リスクも含まれている。

問:実際以上の価値を持つと信じている人には、どうやって「励まし」ますか?
答:ユーザーで評価するところから、収入で評価するところへ移行することを指摘します。メトリクスはこの2つで違ってきますから。

panelxd.jpg

問:Last.fmのケースのような境界を超えた取引で難しいことは?
答:Last.fmとの取引の一部は、金額で海外での露出が増大したことです。その点ではよかった。これはよく考えておいたほうがいいと思います。

問:GregはGrandCentralとどう付き合ってGoogleに移行したの?
答:これはまったく違っています。われわれがこの取引を評価するのは、たんに金銭的なものばかりでなく、それがGoogleという最もクールな企業だったことです。そのためには、一つの企業を発見し、その役割を考えてみることが必要です。1社もないということもあります。

問:Evanはどうやって発見したんだろう。
答:ほとんどの新興企業創業者は探し回ったりしません。希望は、それで何年か幸福でいられることで、会社を大きくしてビジョンを作ります。

Ted Wand (Fenwick):買収のプロセスは新しい企業への第一歩です。それを新しい仕事の始まりと考えるべきです。M&Aは泥々したものになりがちです。可能な限り文明的なものとするよう努めなければいけません。
ベストプライスについて言うと、MMは、時にバンカーがクライアントに、いい加減目を覚ましてオファを受けろという時がある、と言いました。いい取引ならあまり欲を出すな、と。

panelxe.jpg

アドバイス:初めから終わりを考えておくこと。くよくよ考えないこと。

Evan Williams (Obvious and Twitter):我慢強く待っていると、向こうから探してくれる。
Michael Marquez (CBS):よい代表者をたてておくこと。とくに弁護士が重要です。ローファームを変えなければならない場合もあります。多くはM&Aの経験がありませんから。

Raj Kappor (Mayfield):あなたがどこかへ行ってしまうと彼らに思われたら、よい条件の取引はできません。
投資家とよい関係を持つことです。

聴衆からの質問:5,000万ドルから1億ドル($50-100M)という現在のM&Aマーケットで、取引とタイムフレームで主なトレンドは何でしょうか。
Michael Marquez (CBS):M&Aでは4~6ヵ月ですから、トレンドについてはお答えしかねます。製品と会社によるとしかいえません。

問:企業のリーダーシップはどの程度重視されているのでしょうか。
答:それも会社によります。

[原文へ]