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Second Lifeでカンファレンスを開いたら、誰か聞いてくれるだろうか?

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Metanomics Conferenceの第2回目が今日(米国時間9/20)、Second Life内で開催され(われわれの以前の記事はここ)、私も参加してきた。

今回のゲスト講演者はIBMの3Dワールド開発の責任者Sandra Kearneyで、コーネル大学のSage Hallで現実の聴衆を前に話した。これがライブのストリーム配信でSecondLifeとIBMの「Active World」のチャットプラットフォームの双方へ流された。

現在のSecond Lifeに関する根本的な問題のひとつは聴衆の数が制限されていることだ。島またはsim(Second Lifeのサーバー)ひとつが同時に処理できる最大数は78ユーザーに過ぎない。カンファレンスはSecondLife内の2箇所に中継されるものの、先着順なので私はセッションが始る45分も前に会場にテレポートして待った。セッションが始る30分も前にメイン会場のMetaversed Islandは満員になってしまった。TechCrunch 40とは違って、後ろのドアからもぐりこんで壁際で立ち見するというわけにはいかない。定員になると、その地域へテレポートできなくなってしまう。
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会場は現実のカンファレンス会場を真似てしつらえられていた。椅子、ステージ、演台にビデオスクリーンが用意されている。

バーチャルワールドの動向をウォッチしてきたものには今回のディスカッションは興味深いものだった。バーチャルワールドの役割の進展とオープンソース化と多様なバーチャルワールド相互の互換性の問題が扱われた。TechCrunch40でプレゼンを行なったMetaplaceはまさにこの点に関して互換性を提供することを約束しているし、中国のSecond Lifeクローン、HipiHoは業界で標準化に向けてのワーキンググループを作って現在この問題に取り組んでいる。またLinden Labもしばらく前からこの方向に進む意思表示をしている。

このバーチャル・カンファレンスは本物のカンファレンスとかなり似ていた。ライブでコーネル大学から配信されたビデオの品質はなんとか見られるものだったし、リアルタイムでセッションに参加するのは録画を後で見るよりはるかに優れた体験だ。

聴衆からの最初の質問は私のものだった。私はKearneyにPaul Twomeyの最近の主張、つまり将来の世界の通商はバーチャルワールドで行なわれるようになるだろうという説について尋ねてみた。Kearneyは「顔を見ての直接対話に代わる経験は将来もありえないだろう」としてTwomeyの意見には賛成しなかった。すかし直接対話ができないところでのバーチャルワールドの役割には大いに期待がもてる、とした。

全体としてみると、バーチャルワールドでのカンファンレンスというアイディアは機能するように思った。IBMはSecond Lifeを利用しえ会議その他の活動を以前から続けているし、CiscoやAmazonなどの会社もSecond Lifeでビジネス・ミーテイングを開いている。ハイエンドのビデオ・カンファレンス・システムにとって代われるレベルではないが、はるかに経済的な代替手段だといえるだろう。

下の短いビデオクリップでカンファレンス会場のレイアウトを紹介しておいた。プレゼンテーション内の音声と私自身のナレーションを同時に録音することができず、画面では誰かがしゃべっているのだが、このクリップでは聞こえない。

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