MSN Videoデザイン一新、広告配信の新システム導入

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picture-94.pngMSN Videoが動画検索ページを今さっきアップデートした。新UIでは画面分割で動画検索と視聴が同時にできるように。検索を行うのは左画面で、検索結果がサムネイル画像になってポップアップする。再生は右画面のやや大きめのウィンドウ。

ネットの動画の楽しみ方は日進月歩で進化しており、’マイクロソフトも時代の波に乗り遅れまいとがんばっている。例えば動画検索エンジンのblinkxでは既に検索結果のページで動画が再生できるし、プレイリストも観たい動画をドラッグ&ドロップするだけで作れてしまう。しかしマイクロソフトがこうしたアイディアを取り入れて追いつこうとするのは喜ばしいこと。人は動画検索と視聴の間を行ったり来たり、せわしなくやりたいものだという一般認識(いつものテキスト検索で拝借した言葉だが)は間もなく消えるだろう。

Ajaxっぽく外観を変えた以外にも、マイクロソフトは動画広告配信の新システムを導入した。サイトにいる人の動画視聴回数ではなく、動画視聴時間をベースに広告を配信するシステムだ。マイクロソフトは視聴の邪魔にならない広告モデルの良さを評価しているようだが、残念ながらプレスリリースを読むと「動画視聴セッションの間、3分おきに1回未満」の広告を表示する、とある。

やー、これはこれは。…つまり3分以上の動画を観てるとクリップ1個につき1個広告が出る、という話? MSNの他にも広告が出る動画サイトはあるけれど、これで視聴者の我慢が軽減するのだろうか? テレビだってある程度は節度をわきまえ、ここまで頻繁に視聴者を広告攻めにはしないだろう。

視聴時間をベースとするアプローチも妥当かどうか僕には分からない。消費者の視点からは動画3、4分に1回10秒広告が流れる程度ならまだ我慢もできるが。もっと長い動画(5分以上)でも広告で中断したら、僕ならその瞬間にクリックして別のところに行ってしまう気がする。ラップトップで動画を視聴する時には誰でも自分の状況を自分でコントロールするのに慣れ切っているから、他のサイトにクリック、クリックで絶え間なく飛んでいく。テレビを見るときとは別のマインドセットと考えた方がいい。

というわけで、新タイプの広告もクリックできるオーバーレイ広告とか、スクリーンを縦横無尽に這い回る広告バグの方がまだ成功の可能性は高いかと。どんな広告が出るか消費者がもっとコントロールできるようになれば話は別だけどね。どうなると思う? 視聴者はもっと広告を見るのだよ。視聴を中断するテレビの旧態依然たる広告モデルはウェブ動画産業では過去のものとして脱却する必要がありそうだ(言うは易く行なうは難し。それは分かるがMSNに影響力のある人が誰でもいいからとにかくこれをやって、広告主のみなさんにベターな方策があることを示すべきではないかと思う)。

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