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Fon-BT合併はいかがなものか?

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picture-181.png本日(米国時間10/4)発表となったFonとBritish Telecom(以下“BT”)の合併は、よく調べてみるとFonとその投資家にとって割の合わない買収かもしれない。GigaOmが言うには、なんでもこの買収でFonはBTにブロードバンド利用客を1人$8~10で買い取ることに同意した可能性もあるという。これはサインナップに同意し、Fonサービスの利用をアクティベートした顧客のことだが、これが本当ならBTブロードバンドサービス利用者は300万人いるから$30M(3000万ドル)も支払わなくてはならない計算になる。(Update: Fon USAのCEO Joanna Reesに今電話で話を聞いた。彼女自身BT買収交渉には緊密に関わっているという話だが、FonがBT利用者を買い取るという情報は「聞いたこともない話です」とキッパリ否定した。

カスタマー買取りはできれば避けたいもの。Fonはこの買収のために、また別のラウンドの調達が必要になるかもしれないし。Fonは既にGoogle、Skype、Index Ventures、Sequoiaなどから$35 M(3500万ドル)の資金を調達しているが、これでは足りない可能性も…。海外の他の電話会社からもっとおいしい買収話があったのなら尚更避けたい。

が、もっとひどいのはBTがFonの投資家になったという話で、これはファウンダーのMartin Varsavkyが書いている。つまりなんだろう、BTはFonに片手ではキャッシュを出し(推測だが)、もう片方の手では何百万ドルもの金をFonから取り立てている、ということ? 「推測だ」と書いたのは、BTがそもそもFon株にビタ一文投資していないことも考えられるからだ(合意事項は非公開だし)。 この手の買収合併では参入の代償として、電話会社がスタートアップに現金を強要するだけでなく株式保有比率も求めてくる場合が多い。 電話の世界に自由などないのだ。(Update: Reesの話ではBTはキャッシュで投資したとのこと。結局それほど悪くない買収のようだ。

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