DocSyncerは、デスクトップとGoogle Docsを繋ぐ架け橋

次の記事

Jiglu:法人レベルの自動タグ付けを無料から

picture-3.pngGoogle DocsやBuzzwordのような「ウェブトップ」生産性アプリケーションを使う上での最大の欠点は、オンラインとデスクトップという別々の2つの世界と同時につきあわなくてはいけないことだ。デスクトップの文書を1つづつアップロードすれば、ウェブベース文書に変換してくれるが、複数の文書をまとめてアップロードする簡単な方法はない。しかも、両方のファイルをシンクするのは、効果のわりに手間がかかりすぎる。

新サービスのDocSyncerが、このすべてを解決しようとしている。DocSyncerは数週間のうちに招待制ベータを開始する予定だ(TechCrunch読者はここでサインアップして初回の招待枠に入ろう)。このサービスは、あらゆるMicrosoft Officeの文書(Word、Excel、PowerPoint)をデスクトップからGoogle Docsにアップロードして、その後もシンクを続ける。デスクトップ上で修正を加えれば、対応するGoogle Docsと、DocSyncer.comのファイルに自動的に反映される。このサービスを使うためには小さなソフトウェアをダウンロードする必要があるが、当初はWindowsのみ対応(Mac版も準備中)。また、複数のパソコンとシンクすることもでき、最大でGoogle Docsの上限である5000文書まで対応している。

ファウンダーのCliff Shawは次のように語っている、「DocSyncerはいつもバックグラウンドにいて、新しいドキュメントを見張っている。変更が加えられると、すぐに当社のオンラインビュアーとGoogle Docsとシンクする」。ShawはProtectMyPhotosのCEOでもあり、こちらはデスクトップの写真をオンラインストレージサービスやFlickrとシンクするサービス。DocSyncerも同じテクノロジーを使用しており、現在エンジェル資金を募集中だ。アプリをダウンロードして、DocSyncer.comに行くと、文書全部のアイコンがデスクトップの時と同じフォルダー構成で並んでいる。

picture-7.png

文書アイコンをクリックすると、別のブラウザーウィンドウにGoogle Docsが開く。

picture-6.png

DocSyncerはブラウザーインターフェースを通じて、デスクトップのエクスペリエンスを再現しようとしている。「『ゴール』は、デスクトップとGoogle Docsをシームレスに統合して、Microsoft Officeのアドバンテージをなくすこと」、とShawは言っている。これはちょっと大胆な野望ではあるが、DocSyncerならこの方向に小さいながらも一歩踏みだせるかもしれない。例えば、Shawが求めているのは、ブラウザーのアイコンをクリックしてGoogle Docsが起動するまでの時間を、ローカルのWord文書を開くよりも速くすること。まだ、そこまではいっていない。私が使わせてもらったデモアカウントで試したところ、起動には7~10秒かかったが、Word文書は3秒程度だった(Microsoft Wordはすでに立ち上がっている状態)。それでも、Google Docsの中で「戻る」ボタンを押してばかりいるのと比べると、その差は大きく縮まってきている。

DocSyncerの使い方はいろいろと考えられる。デスクトップの全文書をリモートアクセスするとか、安全なオフサイトバックアップとして使うなど。文書は個別に暗号化されて、GoogleにはSSL経由で送られる。Shawの願いは、ウェブトップ生産性アプリに興味がありながらも、デスクトップ文書を捨てられない(当然のことだろう)次の波の人たちにとっての重要な移行ツールになることだ。Google Docsには一括アップロードとシンク機能が必要だ。そして、Google Docs APIをほんの少しいじるだけで、シンクを双方向にして、Google Docs上での変更をデスクトップ上の元の文書に反映できるはずだ。それにしてもこれは独立した企業がやることかな、という気はする。いずれGoogleがDocSyncerのエンジェルバイヤーになるか、それでなければ自分で作ってしまうだろう。

[原文へ]