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YouTube、著作権保有者保護にちょっぴり本気

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Googleは、果して本当にそのつもりがあるのか怪しげだったYouTubeから著作権付マテリアルを排除する確約に、ようやく本気で取り組み始めた。

同社は「You Tube Video Identification」と呼ばれるテクノロジーのベータ版を発表した。これは、著作権保有者が、自分のコンテッツの配布を制御するためのもので、しくみはこうだ。

著作権保有者であるTime Warner、Disney、CBS(Googleの新識別システムのテストに協力した)らは、自社のコンテンツのフルデジタルデータをYouTubeにアップロードする。YouTubeがこのデータを配布することはなく、これはYouTubeで非公開に保管され、著作権付コンテンツを識別するのに使う。

コンテンツをアップロードした著作権保有者は、YouTubeが同じコンテンツがアップロードされた時に、自動的に削除するか、アップロードされたコンテンツに重ねて強制的に広告を表示するかを選ぶことができる(広告収入は著作権者が受け取る)。

ビデオ識別システムは、アップロードされたビデオの各フレームをみて、複雑なアルゴリズムを使ってYouTubeに蓄積された著作権付マテリアルと比較し、著作権付ビデオを削除するか、広告を表示するかを決める。もちろん、システムは完壁ではなく、特に画質の悪い著作権付マテリアルがレーダーをかいくぐって侵入する可能性はある。

この新しいテクノロジーは、YouTubeが著作権付コンテンツ配布を防止するための、これまでで最大の取り組みのようだが、多くの著作権保有者は、YouTubeがまともな防止策もとらないうちに、コンテンツのフルデータを手渡しせよと主張していることに、非難の声をあげている。今回の行動によって、5月にYouTubeを相手どって$1B(10億ドル)の訴訟を起こしているViacomを鎮めることができるとはとても考えられない。

Googleは今日(米国時間10/15)の発表で、このビデオ識別システムに加えて、以下のさまざまな違法行為防止策の概要を説明した。アップロードしたコンテンツがDMCA勧告の結果削除されることが繰り返されたユーザーは登録を抹消される、削除されたコンテンツのハッシュコードを保存しておき、全く同じコピーを再度アップロードすることはできない、ビデオは最長10分間まで、著作権保有者は「自動通知および削除ツール」を使えるようになる、ユーザーがアップロードする際に「著作権に関するヒント」が表示される、等。

YouTubeはこの新画像認識テクノロジーを社内で開発したが、アップロードされたビデオ中の著作権付音声の検出には、引き続きAudible Magicを使用する。

記事の一部は via Webware

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