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AdReady、誰でもディスプレイ広告制作ができるように

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adready_logo.pngディスプレイ広告はこれまで、ビジュアル性の高い、あるいは、動的な広告制作にかかるコストをまかなえる比較的大きなブランド力を備えた企業のためのものだった。しかし、Aaron Finnがチームと共に運営する「AdReady」は、規模の小さな企業でもバナー広告を利用できるようにしたいと考えている。

AdReadyはディスプレイ広告キャンペーンを管理するためのアプリ。広告制作からGoogle、RightMedia、Advertising.comといった3つの主要広告ネットワークでのキャンペーン管理や進捗状況のトラッキングまでを行う。引き換えに、ユーザーの広告予算の20%を手に入れる。Aaronは、年間$100M(1億ドル)規模のClassmates.comサイトにおける広告キャンペーンを担当している間にアイディアを得た。

通常、ディスプレイ広告制作には、制作時間として1〜2週間、1000ドル単位の金額が必要になる。一方、AdReadyでは、基本的な広告セット(スカイスクレイパー、バナーなど)をライブラリから選択、独自にカスタマイズできるようになっている。広告はカスタマイズの内容によってさまざま。しかし、独自のメッセージ、画像あるいはロゴを配置可能というケースが多い。自動車広告で広告内に表示されている車の車体カラーを変えられるなど、インタラクティブな広告にも対応。Flickr写真の「Ad Generator」をより実用的にしたバージョンのようなものだ。同サービスついて、われわれは1月に取り上げた。

しかし、全ての広告が均一な品質を備えているわけではない。AdReadyでは、広告デザインに関してベストの事例を集めて制作された。また、カスタマーのクリックスルーのトラッキングやランキングについても選りすぐりの方式を採用。しかし、データに極端に依存すると、ごく一般的な広告を生み出すことになるのではないかと思っている。あらゆるケースに当てはまるようなものである必要から、広告の多くは元来画一的な性質を持っているが。

広告制作後、システムに広告予算を入力。この予算は広告カテゴリーと地域に基づき(例:自動車広告をサンフランシスコで、など) Google、RightMediaそしてAdvertising.com向けにそれぞれ割り振られる。予算わりあてについては、システムが提案する内容に沿ってもよいし、ユーザー自身で割当をすることもできる。広告キャンペーンスタート後は、AdReady独自のダッシュボードで進捗状況をチェック、キャンペーンをより効果的にするために調整可能だ。

GoogleによるDoubleClick買収、YahooのSmartAdsイニシアティブなど、ディスプレイ広告への注目が再び集まっている。AdReadyのようなツールは、小規模ビジネスでも成長市場への参入を可能にする。もっとも、Googleが同様のサービスを提供しない限り、だが。

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