eBayの難題、Skype

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skype.pngeBayは、Skypeの評価損のおかげで前四半期は$936M(9億3600万ドル)の損失となり、ファウンダーNiklas Zenstromが去ることとなったが、問題はeBayとしてSkypeをどうするかということだ。ある筋によると、残されたSkypeとeBayの経営陣が今週ロンドンに集まり、どうすればSkypeを本当に収益化できるかを検討するという。(事業は好調で今年の収益は$400M[4億ドル]を超える見込みだが、期待はさらに大きかった)。

そもそも$3.1B(31億ドル)でSkypeを買ったこと自体がeBayにとってあまり意味がなかった、ということが問題だ。5年前買収したPayPalがBayの支払いの約15%で使われていたというのと異なり、eBayでの買売にSkypeを使う人はいない。実は、当初買収の根拠のひとつが、コミュニケーションが必要な高額商品の買売では、買い手と売り手が[Skypeを使って]直接話すことによって取引が「早くなる」ということだった。しかし、いまだにeBay自身にはSkypeが実装されていない(間違っていたら教えてほしい)。その理由は、仮に買い手と売り手が直接話してしまったら、eBayのマーケットプレースを経由せずに買売できてしまうからだ。古いカメラや自転車の買売が成立してもeBayに手数料を払わなくて済む。

Meg Whitman(ついさっきまでWeb 2.0カンファレンスの壇上にいた)はこう語っている、「われわれが、これだと思った戦略は必ずしも正しくなかったようだ」。それでもSkypeの可能性については未だ強気で、「このビジネスでは、何もしないことのコストは、失敗のコストよりも大きい」と、買収を正当化している。

今のSkypeにとっての最善手はモバイルのような別領域の音声通信に進出することと、MySpaceのような大型ウェブサイトにSkypeを組み込む契約を増やすことだ。eBay自身に本格的に統合することは考えられない。

(やや話題から外れるが、Whitmanはステージ上で、eBayがPalPalを、ウェブのどこででも使える本格個人認証&評判システムへと成長させたいと考えていることを示唆していた。評判システムと、人の本当の身元を確認する方法がウェブには必要だ。これこそがeBayの狙うべきところ。PayPalはすでに信用を得ている。)

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