Payoneer、Greylockから$3M調達、iStockphotoとも契約

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2. コネクションを作る: ネットワーク、グループ、イベント

payoneer.png支払いサービスプロバイダーのPayoneerにとって、今週はとりわけすばらしい一週間になった。Greylockによる出資$4M(400万ドル)の残額$3M(300万ドル)を受け取り、新たにiStockphotoと契約したことを発表する。

Payoneerは、ウェブベースでビジネスをする企業に対して、プリペイドのデビットカードを使ってメンバーやユーザー、パートナーに支払う仕組みを提供している。フルに使えるデビットMasterCardが支払い先向けに発行され、オンラインや店頭で使えるほか、ATMで地元通貨を引き出すこともできる。

支払いサービス界の巨人はもちろんPayPal。(PaidByCashというライバルもいる)。しかし、PayPalは個人対個人のオンライン支払いサービスではトップだが、他の面、特に海外支払いに関しては完璧とは程遠い。米国外在住の支払い先が送金を受け取ることに関して、PayPalはPayoneerの使いやすさとシンプルさに太刀討ちできない。

PayPalでは、海外送金には銀行口座が必須で、銀行口座を確認するために、少額(数セント)を口座に振り込んで、ユーザーはその金額をPayPalに報告して、アカウントの保有者であることを「証明」する。問題は、この方式を実施するためには支払い先の居住国の銀行がEFT(電子送金)に対応している必要があることだ。どの国でもやっているわけではない。例えばインド、中国、旧ソ連圏や、中南米の国々は対応していない。(ちなみに、私がまだPayPalアカウントを持っていないのは、このヘンテコな手続きのためだ。過去何年かの間に4~5回トライしたが、少額振込がすぐに入金されずに、あとで思い出した頃には別の方法で買い物を済ませている。)

payoneer_screenshot.pngPayoneerでは口座の確認(PayPalの柱)など論外。13歳以上なら世界中誰でもカードをもらって送金を受け取れる。カードは一度送られると、あとはPayoneerで電子的に何度でも入金できる。便利さの点でも、電子送金や小切手で支払う時の面倒くささや高い手数料は、大幅に減るし手続きに銀行が関与する場合は、完全になくなる。

予想できるバックオフィス的サービスに加えて、Payoneerはビジネス顧客に対して、MasterCardの提携カード(右の写真)による、ブランドの確立や維持のためのツールも提供する。

Payoneerはクライアントとして新たにiStockphotoを迎えることも発表する。今年末までに、iStockは、画像やビデオの販売で使用料を得ている協力アーティスト3万5000人に対する支払い方法のひとつとして、Payoneerを採用する予定だ。Payoneerのクライアント70社の中には、oDesk、MetaCafe、Amie Street、Plimusらも入っている。

Payoneerの設立は2005年、従業員は25名、ニューヨークに拠点を持ち、研究開発部門はイスラエルのテルアビブにある。$2M(200万ドル)のシードラウンドには、CEOのYuval Tal自身の他、Zohar Gilon、Charlie Federman、Michael Loeb、Ilan Kaufthalらの個人投資家が参加。今年になって、Greylock(イスラエル)が、パートナーMoshe Morと共に、計$4M(400万ドル)シリーズAを追加した。

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