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Friendster、開発者向けプラットフォームを発表―プラットフォームは日用品化しつつある

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CrunchBaseウィジェットを開発したのは正解だった。今日FriendsterというSNSが開発者向けプラットフォームを発表したのだが、読者はどんな会社だったかこのウィジェットで記憶を新たにすることができるはず。(冗談、冗談。Friendsterには5千万のユーザーがいて、特にアジアでは非常に人気が高い)。

Friendsterのプラットフォームの発表はFacebookの発表に遅れること5ヶ月だが、MySpaceの発表からは1週間もたっていない。 ちなみにMySpaceは数年前にFriendsterをトップの座から突き落とした会社だ。これでFacebookは主要な機能で再度新たな独自性を打ち出さざるを得なくなったのではないか。SNSそれ自身と同様、開発者向けプラットフォームもありふれた日用品と化しつつあるようだ。

もちろん、まだこう断言するのは少し早すぎるかもしれない。というのもわれわれはMySpaceについてもFriendsterについてもそのプラットフォームの現物をまだ見ていないのだから、もしかするとある1社のプラットフォームが常に改良を続けて他よりずっと優れたものになるという可能性もある。しかしFriendsterによるプラットフォーム(開発者向けには即座に公開されるが、ユーザーに対してサービスが開始されるのは11月30日)の説明を見たかぎりでは、どのプラットフォームも結局ほとんど同じようなものになりそうな気がする。

Friendsterは開発者ウィジェット中で広告を掲載することを許可し、収益の一部を分けるように要求しない。Facebookのアプリケーション・ディレクトリと同様のウィジェット・ディレクトリが作られる。ウィジェットについての情報をクチコミで伝えるのに、Facebookではニュースフィードによっているが、Friendsterでもこれに似た「MyNetwork Module」という仕組みを使う。Friendsterのウィジェットは「Friendsterデータ」( つまりプロフィール、ソーシャルグラフなどの情報)にアクセスできる。そしてFriendsterは「ユーザーコミュニティーからのフィードバックに耳を傾けて改善の努力を続ける」としている。

これは結局大した影響が出ない話なのかもしれないし、そうでないかもしれない―Friendsterはこのプラットフォームは「独自規格ではない non-proprietary」ものになると言明している。つまり他のプラットフォーム向けに開発されたウィジェットをFriendsterのプラットフォーム向けに容易に利用できるということのようだ。これもまた差別化を図れる点だ。ウィジェット開発者は自分のウェジェット内であれば、キャンバスのようなFacebookのページに限らず、どこでも好きなところで広告を表示できることになる。

Friendsterはオープン化の「第3ステージ」だと称している。どうやら、2006年8月にユーザーがプロフィール・ページでHTMLとFlashウィジェットを使えるようにしたのが第1ステージで、2007年9月にアーティストが音楽の宣伝をすることができる「Fan Profileles」を設けたのが第2ステージらしい。そこで今回が第3ステージになる。なるほどずい分来たものだ。

11月30日のエンドユーザー向けウィジェットのリリースに間に合わせるべく、すぐに作業を始めたい開発者は、こちらのオンライン文書を参照のこと。

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