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ウェブブラウザ統合型メディアプレイヤー、Songbirdがv0.3をリリース

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iTunesとウェブブラウザをかけ合わせるとどうなる? それがSongbirdだ。これはMozilla Firefoxのテクノロジーをプラットフォームにしたアプリケーションで、デスクトップとメディアウェブサイトをシームレスに結合することを目的としている。

われわれは1年半ほど前、バージョン0.1がリリースされたときにSongbirdについて書いた。今夜(米国時間10/30)、Songbirdのバージョン0.3がリリースされた。Songbirdによると、これはFirefox 1.0に相当するという。

Songbirdの性格を説明するのにいちばんいいのはAppleのiTunesを思い出してもらうことだろう。iTunesはダウンロードしてインストールしなければならない点で伝統的なデスクトップ・アプリだが、iTunes内のiTunes Storeはウェブサイトである。しかしiTunesはStoreと完全に(かつ独占的に)シームレスに統合されているので、ユーザーが音楽を購入しようとしているときに、実はウェブサイトを見ているのだということをほとんど意識させない。ユーザーが購入決定のクリックをすると、iTunes StoreのウェブサイトはiTunesデスクトップ・クライアントの所定の機能(ユーザープロンプトなど)を起動し、ファイルをダウンロードする。Appleはこれによって通販の全プロセスを自社提供のメディアプレイヤーの内部で行なわせることに成功し、新曲のの購入を非常に手軽なものにしている。

もし他のメディア提供サービスがAppleがiTunes内に通販ショップを設けたのと同様の仕組みで、メディアプレイヤー内にショップを構築したいとしよう。iTunesをハックしてプラグインを作ることもできなくはないだろうが、必ずしも所望の効果を上がられるとは限らないし、知的所有権問題も心配だ。Songbirdは、単なるフルに機能を備えたデスクトップ・メディアプレイヤーであるだけでなく、ユーザーが運営する既存のウェブサイトとSongbirdを連動させるオープンなAPIのセットが利用できる(詳細は「デベロッパーセンター」を参照)。ほとんどケースで、デベロッパーは自分のウェブサイトがSongbird DOMオブジェクトを利用できるようJavaScriptを書くだけでよい。アプリケーションとしてのアーキテクチャーが基本的にほとんど同一なので、Firefox用のデザインテーマやプラグインを作るのと同じ要領でSongbirdにも同じことができる。

SongbirdがMozillaテクノロジーを利用しているのは、ひとつにはOSに依存しないアプリケーションとしたかったらだが、他のウェブとデスクトップをつなぐプラットフォーム、たとえばAIRなどが、十分にオープンソースではなかったり、デザインが大規模なプロジェクトに向いていなかったりしたためでもある。

The Hype MachineInsoundSkreemRはSongbirdと連動するウェブサイトを運営しており、最新のリリースを提供している。これらのウェブサイトで見たプレイヤーのスクリーンショットから判断するとiLikeとの統合も進められているようだ。

Songbirdは2006年12月にSequoia CapitalとAtlas Ventureから$8M(800万ドル)の資金調達を行なっている。このソフトウェアは現在までに100万回前後ダウンロードされている。Songbirdの開発チームは以前WinampとYahoo Music Engineの開発に携わっていた経験がある。

Crunchbase Songbird

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