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学生専用の「古き良きFacebook」を再現するサービスはどれか?

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数週間前Grey Ladyに掲載されたAlice Mathiasの「Fakebook世代 」という記事では、学生たちのふざけ半分のFacebookの利用の仕方がいささか強調されすぎたきらいはあるものの、昨年秋にメンバーを一般ユーザーに拡大したことで、Facebookがいわく言いがたい「学生専用」の雰囲気を失ったと彼女が指摘したのはまったく正しい。

そこでスタートアップとしてはFacebookという$15B(150億ドル)の怪物正面から対決するのは$222B(2200億ドル)の巨人に任せておいて、Facebookがあえて触れていないニッチを狙う方が賢明だ。もちろん、いくら学生を狙ったところで、Facebookほど急速かつ徹底的に学生の人気をさらうようなサービスが2度と出そうにないことは容易に予想できる。第一、Facebook自体がいまだに圧倒的多数の学生の注目の的になっている。誰にせよ、大学生向けのSNSを作ろうとすれば、大変な苦闘を強いられることになると私は思う。しかし、やってみるのがいけないとは言えない。

Facebookの成熟化に対する学生の(増加している?)不満を利用するという方向で、新しいサービスを構築しるとして、具体的にはどんな戦略を取ったらよいだろう? まずはFacebook本家にならって、メンバーを.eduメールアドレスを持つユーザーだけに限定する。エリート校をターゲットにして、次第にユーザー範囲を広げていく。機能はできるかぎりシンプルにしておく。しかし、同時に、Facebookユーザーが乗り換えてくれるような、役に立つとか面白いとか、何か独自のユニークな機能を備えていなくてはなるまい。

そこでわれわれは「これこそ大学生向け次世代SNSのホープ」と主張するウェブサイトをひととおり眺めてみた。その結果は、残念ながら、全体としてあまり感銘を受けるようなものではなかった。ひとつだけ、College Tonightというサイトが、オンライン・ソーシャル・ネットワークをもう一度現実世界の交流に結び付けようとしている点で目立った。College Tonightは巧みにデザインされており、学内の落し物情報コーナーや、酔っ払ったときにメッセージを送って(そして朝時間に目が覚めてベッドから出られたら)取り消しもできるコーナーなどという他のSNSにない学生向けの機能をいくつか提供している。月曜日にローンチするこのサイトの運営会社はこの他にもまだいくつかの機能を開発中で、もしかすると十分な数の学生を集めて生き残りに成功するかもしれないと思わせるものを持っている。さらに情報を得てから詳しくレポートしてみたい。

もうひとつ、そこそこの出来と思われるのがCarmunとい学生同士で勉強を助け合うサイトだ。学生が自分の勉強している科目の宿題やテストに関連した質問を投稿すると、他の学生がそれに回答を寄せて助けてくれる、ということになっている。本当にそうならたいへん魅力的なサイトになるが、誰もやりたくない宿題を他人のためにやってやるような奇特な学生がそうたくさんいるとは思えない。

他のサイトときては、デザインが最低だったり、ゴーストタウンのように寂れていたり、ただのハッタリだったり、すでに運営者によってメンテナンスされなくなっていたりしたものばかりだった。(加えて、ほとんどのサイトはユーザー登録に.eduアドレスを必要としない)。簡単に見ていこう。

ConnectU – このサイトはMark Zuckerbergがコードを盗んだといって訴えているハーバードのクラスメートが作ったもの。デザインは悪く、取り立てて優れた機能もない。それに長い間大きなアップデートもされていないようだ。

CollegeHotList– ニューヨーク大学( NYU)で開発中のプロジェクトだが、どうも実際にローンチされるところまで行きそうにない。(このプロジェクトは2006年初頭にネットで話題になっていた)。

PlayboyUNingのサービスを利用して作られたSNSにPlayboyが冠している。しかし8月22日にスタートして以来、わずか 5千人のメンバーしか集まっていない。全体としてインチキくさく、掲載されているプロフィールも大部分はデッチ上げだろうと思う。(魅力的な人々が自分から登録してくるようなサービスではない)。Playboyの名前がついているが、それで少しも価値が高まっていない。

CampusMatch– 恋愛をテーマにした大学SNSでかなり以前にスタートしたものだが、今はどうも運営が放棄されているようだ。恋愛やデート相手探しは大学SNSとしては大いに可能性のある分野だけに惜しまれる。

CampusGrind– デザインはごたごたしている。本当の意味でのSNSというよりティーン向けのアドバイスのコラム記事が中心。

CampusBug– 広告が多すぎる。蔵書目録づくりやFlashcardやその他教育関連のツールも多すぎ。

CampusCentral– ページ下部の著作権表示が2005年で止まっているのを見ただけで様子がわかる。 カナダの学生向けのサイトだが、すでにゴーストタウンと化している。

CrushTV– このサイトには、サイト側から提供されるビデオや写真なのでコンテンツが多い。ビキニの美女のビデオは一部の学生の目をひくかもしれないが、大学生が長時間滞留してくれそうなサイトではない。

LifeAtCollege– まったく最低のデザイン。

 

College.com– ニュース、学問、学生クラブなど内容を欲張りすぎ。それにSNSで自分の教授を格付けしようとする学生などいないだろう。

Uspot– 2006年早くにスタートているものの、トップページには「近々再開します」という表示が。よろしくない。

というわけだ。Facebookにとって代わるような学生向けSNSはどれだろうか? 以上、見てきたようにCollege Tonight以外にこれという候補はないようだ。学生諸君、試してみたまえ。

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(翻訳:Namekawa, U)