Facebookがオンライン・ブランド広告を変える

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facebooklogo6.gifFacebookは今や広告ネットワークをウェブ全体に広げようと野心を燃やしているのが公式に確認された。今日の 「Facebook Ads」の発表は、われわれが以前に 報じたとおり、Facebookがオンライン・ブランド広告の大手になろうとする試みの第一歩だ。 Facebook Adsはソーシャル・ネットワークの特質を生かした新しいタイプの広告をFacebook上で制作し配信するためのプラットフォームである。

Facebook Adsは3つの部分からなる。一つは、 年齢、性別、デートの可能性、職歴、興味などユーザー・プロフィール・データに基づいたFacebookメンバーへの広告(SocialAds )。二番目は、 広告主が自分のサイトにFacebookメンバーが利用できる広告ウィジェットを用意し、メンバーがそのウィジェットを使って商品を推薦すると、ニュースフィードによってFacebook上のすべて友達に届くという仕組みの広告(「Beacon」広告)。三番目は、Facebookの広告主向けの統合的なプロフィール情報で、どういったメンバーが広告を見ているのか、どうった層が広告をクリックしてくれたかなどの情報が提供されるサービス。(「Insight」)。

これらSocial Adsの内容を管理するのはMicrosoft ではなく(こちらは引き続きFacebookに通常のもっと一般的な広告を提供する)、Facebookが直接行う。CEOのMarkZuckerbergは「Social Ads広告はきわめて効果的なブランド広告になる。なぜならこれは〔広告というより〕むしろメンバーが友達に対して行う個人的な推薦に近いからだ」と考えている。つまり、たとえば、私がある映画を推薦したとすると、私の友達は誰もがフィード(友達が何をしているかみんなに知らせる仕組み)を通じて私がその映画を好きなことを知るわけだ。つまり、推薦という行為もFacebookが常にモニタしているユーザーアクションの一つなのだ。

ただし、メンバーである消費者が実際に商品のセールス・プロモーションに参加したいと思うかどうかはまったく別の話になる。商品やブランドを推薦するのが、モノを売り歩いているのではなく、自分の趣味やアイデンティティーの表明であるように見える限りは喜んで参加しようとするかもしれない。しかし広告主は、ここで慎重に行動する必要がある。もし広告がいかにも広告っぽく見えたら、そんな広告を利用するメンバーは友達を失いかねない。そうなると一度はおいしい思いをして喜んだユーザーでも、一転してたちまち怒りを募らせることになる。

しかしFacebookがそのあたりを乗り切れるなら、こういった「ソーシャル広告」がFacebookだけでなくウェブのあちこちに普及していくのを見ることになるかもしれない。ともあれ、現在のところ、これはFacebookのみのプログラムで、明日(米国時間11/7)から実際に稼動する。

Crunchbase Facebook

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)