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Jay、いい加減さっさとDiggを売れ!

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なにごとも確かならぬわれわれの狭い業界でひとつ確かなことがある―数ヶ月おきに必ずといっていいほど「Diggの買収が差し迫っている」という噂が流れるのだ。CEOのJay Adelsonと共同ファウンダーのKevin Roseは噂の永久運動の渦中にいる。問題は、どうもこの2人に噂の火種があるらしいという点だ。理由? 彼らはほとんど絶え間なしにこの2年間、Diggを売ろうとし続けてきた。そのセールス努力の内容も絶え間なしにすっかりメディアに漏れ続けている。

噂年表

  • 2006年1月。ブロガーKevin Burtonが悪名高いDigg買収ネタの第1号として「Yahooがほぼ間違いなくDiggを買収する」と書いた。(もちろん誤報)。
  • 2006年5月。われわれの得た情報では、Diggはほぼ間違いなくYahooと、おそらく他の相手に対しても、売却のアプローチを行った。金額は$20M(2千万ドル)かそれ以上。われわれの情報源によると「反応なし」。
  • 2006年末になると値段が上がった。 彼らは$150M(1億ドル5千万ドル)を要求して、$100M(1億ドル)台の打診を断った。この時点でComscoreによるとDiggのユーザーはわずか130万だった。
  • われわれはDigg買収に興味を示した企業の関係者から確認を取っているが、2006年から2007年初期にかけて、Digg側では最低$100M(1億ドル)での売却の努力を続けていた。しかしどこからも買収のオファーなし。
  • この数ヶ月、Digg はまた売却の努力を再開。売り込みを受けた当事者の証言によると、言い値は最低$200M(2億ドル)。 またもやオファーなし。
  • またまた、現在、$300+(3億ドル超)での買収が差し迫っているという記事が出ている。Diggに近い筋では「何も聞いていない」としているが、だからといって何も起きていないということではあるまい。しかし今回も噂が事実だという確実な裏づけは取れていない。

投資銀行家を雇ってさっさと売ってしまえ

過去、Adelsonは「Diggを売ろうとしたことは一度もない」と否定しつづけてきた。「〔買収の〕話を持ちかけられれば会っているが、自分からアプローチしたことはない」というのだ。ところがあまりに大勢の人間が「Diggは買収をずっと、いつも、しつこく持ちかけ続けている」とわれわれに証言しているのだ。Diggはこの2年、ずっと売りに出ている。これは否定しようがない事実だ。

正直に言って、私はなぜ彼らがこれほどDiggを売り急ぐのかわからない。Diggは利用法の点で難しいコーナーをすでにクリアした―今や投稿もトラフィックも大部分はテクノロジー系以外の話題だ。Diggがメインストリームのニュース選択サービスになる可能性がまじめに論議されている。Comscoreは1150万の月間ユニーク訪問者を記録しており、成長カーブも健全だ。(下図を参照)

こんな急成長が続いている最中に会社を売り急ぐ理由はまるでない。しかしなぜかAdelsonとRoseは機会あるごとに売り飛ばしたがっているようだ。そして必ず相手が出しそうな金額以上の金額を最初から言い出して失敗している。〔もっと低い言い値から始めて〕複数の買い手に競争させ、値段を競り上げさせなければいけないのだ。

今流れている最新の噂は事実かもしれない。もしそうならDiggチームと投資家にお祝いを言わねばならない。しかし、今までの噂と同程度にしか事実でない(つまり根も葉もない)とするなら、私はDiggチームに投資銀行家を雇うように勧める。そしてきちんとしたセールス用資料を作成してから、カギとなる買い手にアプローチして、競り上げのプロセスを始めさせるのだ。そういう手を使えばときにはばかばかしいほど高い評価額が飛び出してくることがある。けちけちした節約戦術ではいっかな終わらない噂の堂々巡りになってしまうのがオチだ。

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(翻訳:Namekawa, U)