アマゾンのeBookリーダー「The Kindle」月曜発売に
アマゾンのeBookリーダー「The Kindle」が月曜リリースとなる。News.comが伝えた。
ここでも9月に書いたけど、The KindleはモノクロのeBookリーダーでWiFiと高速ネットワークEVDOに対応している。予定価格399ドル前後。オープン標準はサポートせず、2005年に買収したMobipocketの独自規格を標準として採用する。端末からアマゾンのeBook販売専用ページにリンクし、シームレスな使用感が味わえる。
eBookリーダーは前からソニーが市場に出しているが、一般の人たちのイマジネーションを捉えるには至っていない。アマゾンは「eBook成功の鍵はコンテンツにあり」という理念のもと、エコ意識の高まる中、大きなカードを味方につけた。新聞だ。
報道によると、アマゾンは新聞の電子版をThe Kindleで流すことでニューヨークタイムズ、ワシントンポストはじめ50~100の新聞社と配信契約を結んだそうだ。
紙が時代遅れになれば、環境保護の面からもネットによる主役交代の見地からも出版の今後の成長には自ずから限界も。その出版産業を一社単独で変えたアマゾンならではの面白い動きだ。ソニーのeBook持ってる何人かの知り合いは、この考え方に大いに信頼を寄せるが、使ってない僕にはあんまりピンとこない。特に新聞の電子版が読めるという辺りが…そのためにサイトがあるのでは?
The Kindleはその背後に情報ソースもコンテンツも大量に揃えた。eBookを成功に導く企業があるとすれば、それはアマゾンだ。もしアマゾンで失敗ならeBookリーダーもdeadpoolまっしぐら、ということかもしれない。
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(翻訳:satomi)