Kindleにオンラインから海賊版の本を読み込むのはまるで簡単

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著作権侵害を気にしないのであれば、ネットから無料のebookファイルを入手するのは無料の音楽ファイルを入手するのと同じくらい簡単だ。ネットには合法的にダウンロードできる著作権切れの本が大量に置いてある。しかしベストセラーを含む何万冊という新刊書も音楽や映画と同様、BitTorrentその他からすぐに手に入るのだ

しかも、こういう本を新しいAmazon Kindleに読み込むのはまるで簡単である。

AmazonはKindleを作るとき、従来のebookの規格を無視して、2005年にAmazonが買収したスタートアップ、 Mobipocketが開発した独自規格を採用した。ところがBitTorrent上のほとんどのebookは次の4つのフォーマット、.doc (MS Word)、 .txt、pdf、.Lit (Microsoftのリーダーのフォーマット)のいずれかだ。しかしKindleは独自規格のフォーマットに加えて、テキスト・ファイルとWordファイルが読める。またPDFと.Litファイルは簡単にテキスト・ファイルに変換できる。つまりBitTorrentから落としてきたebookはほとんどどすべてKindleで読めるということになる。

落としたファイルをKindleに読み込ませるのも簡単だ。Kindleにはそれぞれメール・アカウントが付属している。Whispernet (Amazonが1通について$0.10を課金)を通じてそのメール・アドレスにテキストを送れば、すぐにkindleで読める。それともUSBポートを使ってファイルを転送すればまったく無料だ。

テストのために私は著作権切れのファイルをいくつかダウンロードして、テキスト・ファイルにコンバートし、私のKindleにメールしてみた。すると一瞬でメニューにその本が現れた。読むだけではなく、注釈をつけたり、ブックマークできたりするのはAmazonから買った他の本と同様だ。

Kindleは最初のiPodにも比較できるようなブレークスルーをもたらすデバイスだ。iPodがMP3プレイヤーを普及させたように、Kindleはebookをマス市場にもたらすに違いない。

AppleがiTunesでたくさんの楽曲を合法的に販売しているのは事実だが、ほとんどのiPodの圧倒的多数の曲はユーザーがCDからリッピングしたものか、あるいは著作権を侵害して入手したものだ。私は同じことがKindleでも起きるような気がする。ユーザーはなるほど何冊かKindleで本を買うだろうが、多くのユーザーは読みたい本があったらどこからか盗んでくると思う。Amazonのスマートな新しいデバイスのおかげでこれがたいへん簡単になった。

ユーザーはこうした行為をやってもいいのか? 答えはノーだ。しかし、ではユーザーはこういう行為をやるだろうか、と尋ねれば、われわれはもちろんその答えも知っているわけだ。

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(翻訳:Namekawa, U)