日本ではベストセラーの半分は携帯で執筆されている

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japan.jpgAmazonのKindleが話題になっているが、もっと大掛かりな革命が起きている。古典文学に親しんだ人間なら怖気をふるかもしれないが、日本では2007年前半のベストセラー小説の半分はなんと携帯で書かれているというのだ。

Sydney Morning Heraldによると、mobile phone novels(ケータイショーセツ)は日本の出版界で大きな注目を集める現象だ。中堅の出版社が大成功し、著者たちはちょっとした金持ちになっている。

たとえばKoizora (恋空)という小説は女子高校生がイジメに遭い、集団強姦されて、妊娠するといった話だが、発売以来120万部が売れている。

日本では携帯インターネットがこの現象に大きな役割を果たしている。もう一つのベストセラー「もしもキミが」(42万部)は当初あるインターネット・サイトに連載でアップロードされて何千という若い購読者に配信された。

注目すべきなのは、少なくともKindleとの関係でいえば、日本市場ではユーザーは喜んで携帯上の本に金を払っているという点だろう。前記の数字は印刷版の売り上げ部数だが、携帯の有料コンテンツとして読んだ読者の数はそれよりはるかに多い。

西側のどの国にせよ、近い将来携帯で執筆された小説が急にベストセラーになるとは思えないが、こういう技術の普及にかけては日本は何年も進んでいるのが常だ。携帯電話のデータサービスは何年も前から日本では普及していたが、われわれはやっと今追いつこうとしている始末だ。もしかすると2012年あたりのNew York Timesのベストセラー・リストにはケータイショーセツが登場しているかもしれない。今までにも、いろいろと考えられないような出来事が起きているのだ。

(写真: Wikimedia Commons

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(翻訳:Namekawa, U)