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視聴者投票で放送番組が決まるネットテレビKnocka.tv登場

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Knocka.tv通り、今日(米国時間12/3)インターネットTVネットワークを開設。その第1弾としてTechCrunch読者1000名招待の特別枠を用意してくれた。ご希望の方は以下フォームから。

Knocka.tv(発音は“ノッカ”。サイトにデモ版が出てます)が目指すのは、多チャンネルのインターネット放送網。プロ製作の動画とユーザー生成型コンテンツ(UGC)の両方をカバーする。Knockaでは放送前に予め動画コンテンツに宣伝やブランディング、トランジション(カットとカットの継ぎ目の処理)、製作会社のクレジットなど入れてパッケージを作ってしまう。そしてユーザーに見たいプレイリストを選ばせて、参加を誘導する。将来的にはライブ番組もカバーしていきたい方針だ。

Knockaは別に新しい事業領域を開拓したわけではない。 似たようなサービスはオフラインではCurrent TV、オンラインではmaniaTV.comがやっている。Diggがニュースの民主化を行ったように、Knockaもユーザーに権限を委譲してネットで放送されるTV番組をユーザー自身が制作・決定できるような場の実現を図りたいと考えている。

Knockaは「ユーザー生成型コンテンツのためのプロフェッショナルなネットTVネットワーク」を標榜しているが、これは「参加型ネットTV」と呼んだ方がシックリくる。5ワード短いし。

これと全く同じことがKnockaの問題にも言える。サービスは吸引力はあるのだが、同じぐらい複雑で、どういった性格のものかユーザーも咄嗟に判断できないほどややこしいのだ。人に説明するのはもっとややこしい。そんなわけで、みなさんもついてくるのがやっとだと思うが説明を並べておこう。:

動画はプロもアマもアップロードすると予備審査枠に回され、そこでユーザーが評価レーティングを行い、レーティング上位のもののみ放送に。ただし放送24時間前までにKnockaがパッケージを作って、実際のプレイリストを作成する。 放送後の動画・番組はユーザーが評価レーティングをつけ直すことも可能。各動画はオリジナルのショーとは別々に切り離して視聴する前提で選定を行う。以上のことを行う最中もユーザーは互いにチャットルームや個人用テキストメッセージやウェブカムでやり取りが楽しめる、というわけだ。分かるかな?

つまり、どこか一つのグループに力を入れる代わりにKnockaがやろうとしているのはプロデューサー、影響力のある人、コミュニティ、視聴者(受け身タイプ&積極参加型)という食物連鎖全体にアピールすること。いわばボーリングレーンのようなアプローチだ。

立ち上がりはプロデューサー600人が作った動画8000本からのスタートで、Break a leganiBoomMinistry of SoundFashion TV も入っている。デビューチャンネルは以下3つ。:

  • Knocka One – Knocka全チャンネルから「ベストの中のベスト」を集めた総合チャンネル
  • Kilowatt – Knocka独自の音楽専用チャンネル。インディー系アーティストがメイン
  • Kandy – アダルトチャンネル。薄着過ぎる女性(プロ&アマ)をフィーチャー。最も露出が激しいものでTバックの共学寮、という感じ。

Knockaは100%ブラウザ依存型で埋め込みサービスはない。見た目はハイスコアで、フロントエンドはFlexでインターフェイスには高性能なチューニングが必須だが、とにかく目に心地良い。それにパッケージも本当に楽しくて、まるでMTVが“クール”の代名詞としてもてはやされ、実際に番組でビデ オ流していた当時に戻ったような気分が味わえる。

おもしろいのは、ICQ共同ファウンダーSefi VisigerがこのKnockaで久々のスタートアップ・シーン復活となることだ。氏は大型の出口戦略に成功して以来、長らく活動を休止していた。動画の大量参加型イベントが遅かれ早かれ起こることはほぼ確実な中、Knochaはやるべきことは山積みだけども可能性を背負って第1ラウンドに登場したサイトと言えそうだ。

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(翻訳:satomi)