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Zuckerberg面目を保つ。Beaconで謝罪

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zuckerberg.pngFacebookのBeacon広告システムでの個人情報の大トラブルにまつわる謝罪要求にようやく答え、CEO Mark Zuckerberは、今朝(米国時間12/5)のブログ記事で、会社が犯した過ちの責任を認めた。

この機能の実現に当たって多くの過ちを犯しましたが、その後の対応で、さらに過ちを重ねてしまいました。このバージョンは本当に私たちの失敗であり、みなさんにお詫びいたします。すぐに対処すべきであったにもかかわらず、正しい解に致るまでに時間がかかりすぎました。私たちはこのたびの対応でよかったとは考えていません。もっとよい方法があったはずです。

facebook-privacy.pngZuckerbergは新しいプライバシー制御方法も発表し、FacebookのメンバーはBeaconから完全にオプトアウトできるようになった(これまではケースごと、サイトごとにオプトアウトする必要があった)。

正しい対応だと思う。BeaconのことでFacebookメンバーがプライバシー設定ページに殺倒することはまだないにしても、悪い評判が消えることはない。これでもまだ消えないかもしれないが、この問題にZuckerbergが正面から取り組んでいることだけは間違いない。彼はブログの中で、Beaconについての考えをこう述べている。

始めにBeaconを思いついたとき、私たちのゴールは、みんなが、サイトを越えた情報を友人と共有できる簡単なサービスを作ることでした。ウェブを見ていて目ざわりにならないよう軽い存在にする一方、どの情報を共有するかがはっきりわかるようにする必要がありました。私たちがBeaconに熱いものを感じたのは、みんなが共有したいもののほとんどが、Facebookにはない情報だろうと考えたからです。そして、うまくバランスを取ることができれば、Beaconを使いみんなが簡単に秩序あるやり方で、友だちともっと情報を共有できるだろうと考えました。

しかし、バランスを取るのに失敗してしまいました。初めは、メンバーが何もしなくても使えるように存在感のないものにしようとました。このわれわれが最初にとったオプトインではなくオプトアウトする方式の問題は、共有したくない、ということを宣言し忘れると、Beaconによってそれが友人と共有されてしまうことでした。

今回の発言は、Zuckerbergが公の場で自らを鞭打つべきであると、広報担当者や出資者から言われて書いだけ、という部分もあるかもしれない。なにしろ、BeaconとFacebookのソーシャル広告戦略について発表した記者会見で、Beaconのためにメンバーが去っていくのではないかと質問されたときのZuckerbergの態度はまるで違っていた。「Facebookは広告で成り立っているサービスです」と、はっきり言ったのを私はその場で聞いていた。Zuckerbergのトーンは明らかに「Facebookのメンバーはタダですごいサービスを受けているのだから、Facebookが何を広告しようと文句を言う権利はない」というものだった。しかしそれは囲い込み的発想というものだ。

おそらくZuckerbergは、顧客をウェブ上で無差別に追いかけることは許されない、ということにようやく気付き始めたのだろう。そんなことは誰にも許されていない。他のウェブサイトや広告主にも言っておきたい。次は自分の番かもしれないということを。Facebookが叩かれるのは、大きくて、目立っていて、限界に挑戦しているから。しかし、それはFacebookだけではない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)